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不具合は新車でも起こる

中古車、いえバイクや車などの車両を購入する際に最悪な出来事は不具合です。
大げさなように思えますが、これは例え新車であっても起こりえることなのです。

量産市販車というものは、手作りではありません。
組み立てる際に何度も検査を繰り返しますが、すべての部品を、すべて完璧な状態で出荷するというのは不可能なのです。

またエンジンは溶けたアルミを金型に入れて作成しますので、バリが発生します。
レースに使われるような少量生産のものは人の手が加わっていますが、量産市販車はそこまでの手を加えられません。

そのため新車で最初のオイル交換を行った際には、バリが外れ金属片がでてきます。
この金属片が妙なところに入り込むと、新車でも不具合がおきてしまいます。

新車の場合、製品としては完全であっても、部品同士の擦り合せの相性で不具合が起こるときがあります。
そのため慣らし運転は必要ですし、メーカー側もそれを考慮して、年数の保証をつけているのです。

中古車の不具合

中古車はほとんどの場合、慣らしが終わっています。
そのため新車のような、不具合は起きません。
中古車の不具合は、不具合ではなく故障なのです。

中古車は購入する前に、前のオーナーが乗っていたバイクです。
そのようなバイクが、ショップで整備をされていたにも関わらず、すぐに不具合が起こるということはまず考えられません。

常に乗っていて整備が常にされているようなバイクは、機械劣化による不調がいずれ見受けられますが、走らないというような不具合は考えられません。
そのような不具合には必ず理由があります。

バイクが売却される理由として、乗らなくなったというのがあります。
飽きたから、乗る時間がなくなったなど、理由はそれぞれですが、いずれにしても長時間動かしていない場合がほとんどです。

そのようなバイクは、エンジンの始動は確認できても、実走はされていないのです。
そのため動かしてみると、どのような不具合がでるかというのは、プロのかたでも予想するのは困難です。

またもう一つの理由として、元々が壊れかけたバイクだったということもあります。
事故車を修理したバイクであったり、エンジン不調なバイクを偽装して販売する方法です。

中古車の保証はほとんどなされないことが多いため、そのようなバイクを買ってしまうと、ほとんどのケースが自己責任ということになってしまいます。
購入してすぐに不具合が起きるバイクは、すぐに次の不具合を起こします。
機械的に問題がありその部分を直したとしても、その時点では正常のように見える他の部分がすぐに不具合を起こしてしまうのです。

こうなってしまうと、バイクの購入額よりも高い修理代が掛かってしまいます。
この不具合車を避ける方法としては、まず相場よりも安過ぎるバイクは避け、そのようなバイクが大量にあるバイク屋は避けるということです。