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★静岡県側から富士山の5合目まで登れる表富士周遊道路
静岡県の富士山麓にある県道で、延長34.5kmの区間の道路名で、「富士山スカイライン」という通称・愛称で親しまれています。
現在「富士山スカイライン」のうち、富士宮口2合目(富士市大渕)から5合目(富士宮市粟倉)の区間全長13.0kmについて、平成28年7月から9月までの間、マイカー規制が実施されており、一般車両が入れませんので注意が必要です。

富士山スカイラインは静岡県富士宮市山宮から富士市大渕を経て御殿場市五本松まで続く、富士山麓の「周遊道路」部分と富士市大渕の富士山2合目から富士山新5合目まで続く「登山道路」部分の2つに区分して管理されています。

★積雪による「登山区間」の冬期閉鎖に注意が必要
富士山スカイラインは「周遊区間」と「登山区間」に分けられていますが、毎年11月下旬から翌4月下旬頃までは、2合目から5合目までの「登山区間」が通行止めとされます。
これは積雪による通行止めなので、毎年の積雪状況により多少の設定期間のずれがありますので、出かける際は、交通情報を確認しましょう。

通行止めの解除は毎年遅くてもゴールデンウィークの連休前を目指しているようで、解除時期が近づくと「登山区間」の雪かき作業が急ピッチで行われます。
解除日には「登山区間」入口でセレモニーが行われ、開通が祝われるほど、富士山は日本人に愛されているのです。

★夏の「マイカー規制」による「登山区間」の通行止めに注意が必要
富士山スカイラインの「登山区間」は、夏の登山シーズンの一定期間に一般車両の通行を禁止する「マイカー規制」が行われます。
これは夏に大勢の登山客が訪れる事による渋滞回避、環境保全のためです。
規制期間中は富士山2合目から富士山5合目までの「登山区間」は一般車両の乗り入れができず、バス、タクシー等しか通行できません。
登山に際して、バイクを利用する場合は、2合目の「水ヶ塚駐車場」に駐車して、5合目まで「シャトルバス」を利用することになります。

★一方の「周遊区間」は通年通行可能
富士山スカイラインの富士宮市山宮から御殿場市中畑までの「周遊区間」は1年を通して通行することが可能です。
しかし、2合目とは言え、標高は1460mありますので冬期は注意が必要です。
道路が凍結している場合もありますので、冬季の安易な通行は危険です。
冬期は特に通行量も少なく、急勾配の道路で、携帯もつながらない場合もあり、故障や事故があると大変です。

★バイクで登れる「日本最高地点」
富士山スカイラインの5合目は標高2,400mでバイクで登れる地点としては、日本で最高の地点です。
これまでは「乗鞍スカイライン」の畳平の標高2702mが最高点でしたが、2003年にマイカー規制で通行できなくなったため、この5合目が最高地点となりました。
ちなみに、山梨県側の富士スバルライン5合目は標高2,300mで、一般国道での最高地点は長野県佐久穂町の国道299号線麦草峠の標高2185mです。