中古バイクを購入する際にはいくつかのチェックポイントを押さえておく必要があります。自分でチェックできるのが一番ですが、無理な場合にはバイクの上級者やバイクに乗っている人、詳しい人などに代わりにチェックしてもらうというのも有効です。中古バイクを購入する際には見た目や乗り心地もチェックしなくてはなりません。
バイクを購入する際に何が決め手となるかは人により様々です。バイクの外観に惚れたという人もいればその走行性能、運動性能に惚れたという人、実用的な収納性能に惚れたという人など実に様々です。中古バイクを購入する際には見た目のチェックも重要です。カウルが割れていないか、小傷がないかなどは特に細かくチェックしておかないと後々トラブルとなる可能性もあります。
外観や乗り心地
あまりバイクに詳しくない人でも外観のチェックは可能です。見るだけなのでそれほど難しい事ではありません。バイクで一番傷がつき易いのはやはり前方部分です。前を走る車が跳ねた石が飛んできたりして傷が出来たり、時には割れてしまうという事もあります。そうしたチェックは行いましょう。
乗り心地ですが、これも重要なチェック項目です。バイクを何に使用するかにもよりますが、普段の街乗りやツーリングなどに使う場合であれば乗り心地というのは非常に重要です。長時間運転しても疲れないのが最も理想的です。逆にスポーツ走行や競技で使用するのであれば乗り心地や快適性を犠牲にしてでも運動性能を高めたいとこでしょう。
乗り心地をチェックするには実際に乗ってみるしかありません。しかし、中古バイクの場合は多くが廃車手続きを終えたバイクが多いのでなかなか試乗は難しいというのが現実です。ここで利用してみると良いのがレンタルバイクです。レンタルバイクであればある程度の期間そのバイクを乗る事ができ、乗り心地は勿論の事日常生活の上でどのような感じなのか、運動性能、機能性、実用性など様々な面を確認する事ができます。
レンタルバイクショップは扱っている車種も多いので、そこも魅力です。乗り心地を確認する為に是非レンタルバイクを利用してみましょう。乗ってみて初めて気づく事などもあると思うので、お勧めの方法です。勿論中古バイクの場合はサスペンション、ショックのへたりなども考慮しなくてはならないので、レンタルしたバイクと全く同じ乗り心地というわけにはいかないかもしれませんが、かなりの確率で同じ様な乗り心地を体感できる事でしょう。
できるだけ試乗を
もしバイクショップの私有地が広い場合などは少しだけそのバイクを運転させてもらう事も可能かもしれません。可能な場合は是非運転させてもらいましょう。勿論廃車車両の場合は公道には出てはいけないので私有地内での運転となります。廃車車両で公道に出ると懲罰の対象になるので注意が必要です。
中古バイクの場合、走行距離が多いほどショックやサスペンションはへたりがきてる可能性は高いです。そうした場合にはショック、サスペンションの交換をすると乗り心地は相当改善されます。この乗り心地を左右するのはショックとスプリング、すなわちサスペンションです。車体が沈み込もうとするのをスプリングの力により反発し、ショックの力により適度なスピードで戻しているのです。
競技車両やスポーツ走行を重視したバイクはコーナリング性能を高める為にスプリングを固くしている場合が多いです。その為乗り心地面では最悪です。競技車両やスポーツ走行タイプのバイクでないのに乗り心地が明らかに悪い場合はスプリングとショックの交換をまず考えてみましょう。それだけで乗り心地が改善されるケースは多々あります。停止状態でも良いのでバイクにまたがって、上下に振動を加えてみてもある程度の判断材料にはなります。