軍手とハンディライトはメンテナンスに必須
バイクのメンテナンスをする上では、いくつものアイテムが必要となります。
より効率よく作業をすると共に、安全に整備するためにも欠かせないものです。
事前に揃えておきたいアイテムとしては、まず軍手があります。
バイクにはオイルや汚れがついている箇所が多くあって、素手だとすぐに汚れてしまいます。
特にオイル汚れは、手に付いた状態で作業を続けると滑ってミスをしたり、パーツを落としてしまったりすることがあります。
こうした事態を防ぐためにも軍手は必須なのです。
また、パーツ同士の接続部などで手を挟んでしまったり、力を入れて工具を使って手を擦ってしまったりすることもあります。
こうした事故を防ぐためにも、軍手を装着した方が良いでしょう。
軍手は表面にゴムなどの滑り止めが付いているものだと、より使いやすくなります。
小さなハンディライトも、バイクのメンテナンスでは重宝します。
パーツの奥の方は光が届きづらく、外で作業をしても詳細が分からないことがあります。
そこで、ライトを使って照らすことで、状態を確認したりネジの位置を把握したりできます。
大きなライトでもいいのですが、隙間に差し込んで見ることもありますのでハンディライトの方が便利です。
スマホのライト機能を使うことも可能ですが、ライトの方が操作を簡単にできますし、油で手が汚れていることもあるのでスマホを汚さずに済みます。
グリスとパーツクリーナーも揃えておこう
バイクのメンテナンスでは、グリスは必須です。
たくさんのパーツに使われていますので、メンテナンスの度に注油することでスムーズな動きを取り戻せます。
パーツによって汎用グリスでいいこともありますが、チェーンなどの場合は専用のチェーングリスの方が良いというケースもあります。
そのため、メンテナンス箇所に応じて複数のグリスを用意しておきましょう。
グリスと共に必要なのがパーツクリーナーで、古くなったグリスやオイル、汚れを落とすために使います。
脱脂のためにも使うことができ、ステッカーを貼ったり新しいパーツを取り付けたりする時の洗浄に役立ちます。
バイクのパーツにはゴムやシリコンが使われている部分も多いので、パーツクリーナーを選ぶ際にはこうした素材にも対応しているものを選びましょう。
サービスマニュアルは手元に置いて確認
整備士が参照するメンテナンス用のマニュアルである、サービスマニュアルを持っておくとメンテナンスはかなりはかどります。
パーツの位置や取り外し方などが図入りで詳細に説明されていますので、メンテナンスの際に見ながら作業をすると確実です。
外し方が分からず、無理に動かして破損するといった事態を避けられます。