オービスの仕組みはどうなってる?
オービスは、もともとアメリカの航空機製造メーカー最大手であるボーイング社によって科初されました。
日本は1973年に自動車測定器として導入し、現在でもスピード違反の車を取り締まる目的で使用されています。
オービスの役割は、走行中の車両ナンバーを読み取ることです。
それにより、犯罪捜査を行う際に車両の特定や追跡などに役立てます。
基本的な仕組みですが、事前に設定した法定速度を約30km超えたタイミングで作動します。
作動すると、特定車両の画像を撮影したうえで、その場所を管轄する警察署へ送信されるのです。
画像が残っていることによってドライバーと車両ナンバーを特定できるため、スピード違反を現行犯で取り締まらなくても、後日画像を使っての取り締まりが可能となります。
オービスの進化は続いている
オービスにはいくつかの種類があり、フィルム式やデジタル式、有人式や無人式、固定式や可動式などが挙げられます。
すべてのタイプがバランスよく導入されているというわけではなく、時代の流れや技術の進化によってオービスのタイプも変化し続けています。
以前では、フィルム式のオービスが一般的でした。
しかしフィルムは交換作業が必要となり、そのタイミングによってはフィルム切れで撮影ができないという事態が起こりやすいという問題点がありました。
しかし現在では、フィルム式に変わってデジタル式が一般的になっており、このフィルム切れによるトラブルは発生することがありません。
またデジタル式になったことで画質が鮮明になり、見落としが起こりづらくなったというメリットもあります。
またオービスには、無人型と有人型とがあります。
高速道路に設置されているものは、無人型が多いでしょう。
以前ではレーザー波を出して車の走行速度を探知していましたが、こちらの技術の進歩によって市販のレーダーでは探知できにくいものや、道路に埋め込んだ磁気センサーと反応させるシステム、またループコイル式を使ったシステムなどが登場しています。
近年では、車やバイクに搭載できる有人型のものや可動式のものも増えています。
そのため、警察車両がどこにいても違反者を取り締まりやすくなったと言えるでしょう。
バイクが検挙されないわけではない
バイクはフルフェイスのヘルメットを着用して運転することが多いため、基本的にはオービスが作動しても検挙には至らないケースが多い傾向があります。
しかしこれはあくまでも無人で固定型オービスに限定されたことで、警察官が可動式オービスで検挙することはもちろんあります。
オービス技術の進歩は続いています。
そのため今後は少しずつ、バイクだから検挙されないという説は都市伝説となるかもしれません。