ナンバープレートの取り付けに関する新基準
バイクのナンバープレートの取り付けに関して、2021年から新しい基準が施行されています。
このタイミングよりも後に販売されているバイクは、すべてこの基準に従って取り付けられているので問題ありません。
しかし、古いバイクやカスタムバイクなどは、新基準に沿って取り付け位置を考えないと違反となってしまう恐れがあります。
この基準に違反した状態でバイクを走行していると、反則切符を切られることになり、違反加点2点となります。
また、50万円以下の罰金を科せられることもあり、単なる交通違反よりも重い罰則となりますので十分注意する必要があります。
ナンバープレートのルールの内容
2021年からどんな基準になっているかというと、主にナンバープレートの取り付け位置や折り返しなどについてです。
まず、ナンバープレートは横向き、つまり水平に数字などが見えるように取り付けることが定められています。
以前はアメリカンツアラーなどのバイクでは、縦向きに装着しているカスタムがありました。
その方がスマートに見えておしゃれな感じがしたからです。
しかし、この改正によって縦位置への取り付けは禁止となっていますので、すぐに調整しましょう。
また、ナンバープレートを上に向ける、プレート自体を折るなどの付け方も禁止されています。
ナンバーを見られないようにと、ナンバープレートを折り返しているバイクをたまに見かけますが、明らかな違反行為となります。
また、プレートの周りにかぶさるフレームが禁止されています。
自動車の場合は一部可能となっていますが、バイクとは違うルールが適用されているという点に注意すべきです。
ただし、ホルダーについてはプレートにかぶらないのであれば問題なしとなっています。
固定用のボルトやカバーなどは、細かく直径や厚みなどが指定されています。
基本的にはナンバーが一切隠れない仕様となっている必要があります。
ナンバープレートの正しい取り付け角度について
もう一つ注意すべきなのが取り付け角度で、左右の角度、つまり傾きは0度にしないといけません。
つまり正確に水平とすべきで、少しでも傾きは許されないのです。
また、バイクを横から見て、プレートが上向きに40度、そして下向きに15度の間に収まっているように取り付けるよう求められています。
これは折り返しと同じで、急な角度を付けると周りから見づらくなってしまうからです。
ナンバープレートが干渉するカスタムパーツを取り付ける場合などは、ちょっとした固定の仕方やパーツの大きさなどによってこの角度が変わってくることがあります。
慎重に角度を調整して、ルール違反とならないようにしましょう。