目的別と排気量別
中古車の選び方として、一番最初に思いつくのは自分がどのようにバイクを使用するのかということです。
通勤の足に使用するのに、ビックバイクは必要ありませんし、林道を走りたいのに、オンロードバイクを購入する意味はありません。
免許が何を持っているかによって選べるバイクは違ってきます。
大型自動2輪免許を取得されているかたは、排気量の制限はありません。
仮に5000ccのバイクが販売されたとしても、上限はありませんので運転することができます。
逆に大型自動2輪免許だからといって、車検付きのバイクしか乗れないということもありません。
免許はあっても、原付しか所有していないという人も大勢います。
どんなにお金を持っていても、免許を持っていない人は、公道を走行することはできないのです。
スーパースポーツ
サーキットを走行している人は常識なのですが、公道しか走ったことのない人はバイクやタイヤの限界は掴みづらいと思います。
世界チャンピオンの人でも、600ccの排気量のバイクに振り落とされることがあります。
現行のスーパースポーツといわれるバイクは、それくらいの性能を誇るため、素人ではとてもではありませんが限界に辿りつくことはできません。
昔のバイクは、速い→手に負えない→乗りにくいという法則があったのですが、現在のバイクは、かなり進歩しており速いから乗りにくいということはありません。
素直でありながら限界が高く、エンジン特性もかなりスムーズです。
そのためポジション以外では、街乗りも非常にしやすく、もたつくこともありません。
ただスポーツをすることを設定されたバイクですので、水温には気をつけないといけません。
この種のバイクのエンジン特性は、ライダーにある錯覚を与えます。
1000ccを超えるバイクですと、スピード感覚を感じないままに制限速度を軽く超えてしまうのです。
自分では普通に走っているつもりであっても、いつのまにか免許がなくなってしまうのです。
またカタログ数値ではスーパースポーツに及ばないものの、実はとてつもないポテンシャルを持っているバイクもあります。
スーパースポーツのカウルレスモデルや、ベースエンジンが同じバイクです。
最高出力は制限されていますが、その分低中速にトルクがふられていますので、乗り易くしかも出足は速いバイクです。
ツアラー
また大型ツアラーといわれるバイクも曲者です。
海外向けに作られているため、直進能力に特出しており、ロングツーリング向けに風防も成されていますので、高速道路などは疲れ知らずなうえに、時速100kmの制限はあっという間に超えてしまいます。
海外向けバイクには現在はリミッターが搭載されていますが、古いモデルにはついていません。
人気モデルなのですが、当然飛ばしている人も多いので程度にはかなりの差があります。
この手のモデルは、新しいほど性能はいいのですが規制前のモデルは高人気になります。
上記のような大型車は、逆輸入といわれる海外向けモデルになります。
どこに向けたモデルによって、規制が変わり性能にも差があります。
またこのモデルは、日本製であっても輸入車扱いになります。
そのため保証などの点では、日本製であっても対象外になりますので、性能だけにこだわるのではなく、その点にも注意して購入するようにしてください。