中古バイクの外装が錆びていないか
中古バイクの外装をチェックすると、そのバイクがどのように使用されてきたのかを予測できます。
外装のチェックポイントにはいくつかありますが、まず最初にチェックしたいのは錆ではないでしょうか。
錆が発生しやすいのは、フロントフォーク部分のボトムケースやガソリンタンクの下部、またフォークインナーパイプやステアリングステムなどアルミや鉄を素材とする部分です。
経年劣化で錆はどうしても発生するものですが、放置するとどんどん進行して、場合によってはパーツそのものの交換が必要となってしまいます。
中古バイクを格安で購入しても、その後に何万円もかけてパーツ交換が必要になったのでは意味がありません。
そうならないために、購入前に外装の錆は入念にチェックすることをおすすめします。
可動部をチェックすることも重要で、可動部も素材によっては錆が発生しているかもしれませんし、ガタが来ていることも考えられます。
特に750cc以上の大型バイクになると、ステアリングヘッドの劣化が早いため注意が必要です。
ガタが来ていないかどうかをチェックする方法としては、バイクの車体を揺さぶった時に動きがスムーズかどうか、またハンドルを回した時に引っかかりがないかという点をチェックすると良いでしょう。
また、実際にバイクに荷重をかけてみて、前後のサスの動きがスムーズかどうかという点もチェックポイントです。
その他にも、ブレーキやブレーキパッド、ホイールの状態をチェックすることをおすすめします。
電飾系は大切なチェックポイント
電飾系は、中古バイクにとっては管制塔のような役割をする重要なパーツです。
ヘッドライトやホーン、メーターやウィンカーなど、バイクにはたくさんの電飾系パーツが装備されており、ライダーの安全性を確保しています。
一つ一つを入念にチェックしましょう。
まず電飾系パーツを使ってみて、インジケーターのランプが正常に点灯するかどうかを確認してください。
そして次に、電飾系パーツの内部に水滴がついていたり、曇っていないかをチェックしましょう。
水が入り込むとショートの原因となりますし、故障すると修理にまとまった費用がかかるリスクがあります。
電飾系パーツのチェックでは、シートを外してバッテリーの状態も観察しましょう。
バッテリーの端子がさびているとか、古くて粉を吹いている場合には要注意です。
配線のハーネスが破れていたり切れかかっている場合にも注意したほうが良いでしょう。
こうした部分は、バイクのメンテナンスがおろそかになっていたことを示しています。
また、この部分に異常があると走行中にエンジンが突然停止して事故の原因になったり、ヘッドライトがつかなくなったりして、とても危険です。