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年式と走行距離のチェックはマスト

中古バイクを購入する際には、まず最初に年式と走行距離をチェックすることから始めましょう。
年式に関しては、日常生活の中で使用するなら10年以内の年式を選ぶのが安心です。
古い年式のものになると、メーカー側で生産やアフターケアが終了している可能性があり、修理の際にパーツが必要になっても入手できないという事態が起こりかねません。

さらに10年以上古くなると、バイクを構成しているパーツの中でも特に、スイングアームやエンジンなどアルミや鉄を素材とするパーツには錆が目立ってくるでしょう。
普段からしっかりお手入れしていても錆を完全に予防することは決して簡単ではありません、特にステアリングステムのように目視で確認できない部分などはバイクをチェックしても見つけづらいため、注意が必要です。

走行距離をチェックすることも大切です。
中古バイクの経年劣化は、年式による劣化もあれば、走行距離に応じて発生する劣化もあります。
中古バイクに関しては、オーナーのライフスタイルによって走行距離は大きく異なります。
ツーリングに出かけることが多かった人なら5年前のバイクでも走行距離が10万キロ超という事もあるでしょうし、あまり乗らない人なら8年前のバイクでも走行距離は2万キロ程度という事もあります。

走行距離ができるだけ少ないバイクを選ぶという選び方は、悪くありません。
しかしバイクの走行距離を見る際には、申告されている走行距離とバイクの状態、傷み具合が一致しているかどうかという点をチェックすると良いでしょう。
走行距離が多い中古バイクは、どうしてもフォークボトムのあたりに細かい傷や錆が発生しやすくなるものです。
その部分の傷が多いのに走行距離が異様に少ない場合には、もしかしたら走行距離をごまかしている可能性が懸念されるでしょう。

エンジン音を聞いてみることも大切

バイクを走行すると、エンジンは速度によって高回転域まで達します。
エンジンも劣化するパーツですから、古くなったり劣化が激しくなると、シリンダーやクラッチ周辺、カムカバーやカムチェーンなどから正常ではない異音が発生することがあります。

エンジンからの異音に関しては、走行距離が少なめの中古バイクはあまり心配する必要はないでしょう。
しかし、ツーリングなどでよく使われている250cc以下のバイクだと手荒く扱われてきた可能性が否めません。
そうした車種を探すなら、エンジン音の異音にはじっくり耳を傾けることをおすすめします。
またエンジン回りの注意点としては、クランクカバーの一部だけが部品交換されていて新しいとか、シリンダガスケットからオイルがにじんでいたりオイル漏れがあるという場合にも注意が必要です。