動きにくい服装やサンダル履きで作業をする
バイクのメンテナンスをする時には、作業のしやすさや安全に注意して行うべきです。
そのためにも、動きづらい服装やサンダル履きでの作業は避けましょう。
メンテナンスをする時には、腰をかがめたり立ち上がったり、時には無理な姿勢を取ったりします。
そのような状態で服がきついものだと、思うように動けずに疲れてしまいます。
逆にダブダブの服装だと、服がパーツの端に引っかかったり、工具がぶつかったりと思わぬ事故を引き起こすリスクがあります。
同じようにサンダル履きも、つまづいたり滑ったりして怪我をする危険性が高まるのでやめましょう。
また、足が露出した状態では、工具やパーツが落下して足に当たった時に怪我をしてしまいます。
また、アクセサリーもできるだけはずして作業をした方が安全です。
ネックレスなどがパーツや工具に引っかかって危ないからです。
また、金属部分をリングで擦って傷を付けてしまうことがあるため、リングもできるだけ外した方が良いです。
そもそもオイルなどに触れますので、アクセサリーを汚してしまう原因ともなります。
軍手を使用しないで作業する
メンテナンスでは必ず軍手をしましょう。
素手の方がしっかりと工具を握ったりパーツを保持したりしやすい感覚はあるかもしれません。
もちろん、作業内容によっては素手の方がやりやすいこともあります。
しかし、たいていの作業ではオイルや洗浄液などを使いますので、素手だと一気に汚れてしまいます。
手が汚れた状態で作業を続けると、工具やパーツが滑ってしまい間違いを犯す原因となります。
使用する液剤の中には素手で触ると、かぶれや痛みなどを引き起こす強い刺激性のものも存在します。
手を保護するためにも軍手は必要なのです。
さらに、パーツを固定したり、工具で強く締め付けたりする時に工具やパーツで指を挟んでしまうこともあります。
素手だと大きな怪我につながることもありますので、事故防止のために軍手を使うことは大切です。
軍手を選ぶ際には、滑りにくい素材を使っているものや、先端にゴムが取り付けられているものを選ぶと良いでしょう。
下調べをしないことやサイズの合わない工具を利用する
メンテナンスをする時には、パーツの取り付け・取り外し方法を教えるマニュアルであるサービスマニュアルを確認しましょう。
もしくは、ネットなどで自分のバイクについてのメンテナンス方法を調べておくべきです。
何も調べずに作業を始めると、パーツの取り外し方が分からず力任せに作業をして破損するなどのアクシデントを引き起こしかねません。
さらに、スパナにしてもドライバーにしてもネットやネジのサイズに合ったものを使うべきです。
サイズが合っていないとネジ頭を潰してしまいますし、うまくはまらずに工具が滑って、怪我をしたりパーツを傷つけてしまったりすることにつながります。