バイクを中古で購入したいと考えている人に、知ってほしいお得な情報を提供するサイト。

動きにくい服装やサンダル履きで作業をする

バイクのメンテナンスをする時には、作業のしやすさや安全に注意して行うべきです。
そのためにも、動きづらい服装やサンダル履きでの作業は避けましょう。

メンテナンスをする時には、腰をかがめたり立ち上がったり、時には無理な姿勢を取ったりします。
そのような状態で服がきついものだと、思うように動けずに疲れてしまいます。
逆にダブダブの服装だと、服がパーツの端に引っかかったり、工具がぶつかったりと思わぬ事故を引き起こすリスクがあります。

同じようにサンダル履きも、つまづいたり滑ったりして怪我をする危険性が高まるのでやめましょう。
また、足が露出した状態では、工具やパーツが落下して足に当たった時に怪我をしてしまいます。

また、アクセサリーもできるだけはずして作業をした方が安全です。
ネックレスなどがパーツや工具に引っかかって危ないからです。
また、金属部分をリングで擦って傷を付けてしまうことがあるため、リングもできるだけ外した方が良いです。
そもそもオイルなどに触れますので、アクセサリーを汚してしまう原因ともなります。

軍手を使用しないで作業する

メンテナンスでは必ず軍手をしましょう。
素手の方がしっかりと工具を握ったりパーツを保持したりしやすい感覚はあるかもしれません。
もちろん、作業内容によっては素手の方がやりやすいこともあります。
しかし、たいていの作業ではオイルや洗浄液などを使いますので、素手だと一気に汚れてしまいます。

手が汚れた状態で作業を続けると、工具やパーツが滑ってしまい間違いを犯す原因となります。
使用する液剤の中には素手で触ると、かぶれや痛みなどを引き起こす強い刺激性のものも存在します。
手を保護するためにも軍手は必要なのです。

さらに、パーツを固定したり、工具で強く締め付けたりする時に工具やパーツで指を挟んでしまうこともあります。
素手だと大きな怪我につながることもありますので、事故防止のために軍手を使うことは大切です。
軍手を選ぶ際には、滑りにくい素材を使っているものや、先端にゴムが取り付けられているものを選ぶと良いでしょう。

下調べをしないことやサイズの合わない工具を利用する

メンテナンスをする時には、パーツの取り付け・取り外し方法を教えるマニュアルであるサービスマニュアルを確認しましょう。
もしくは、ネットなどで自分のバイクについてのメンテナンス方法を調べておくべきです。
何も調べずに作業を始めると、パーツの取り外し方が分からず力任せに作業をして破損するなどのアクシデントを引き起こしかねません。

さらに、スパナにしてもドライバーにしてもネットやネジのサイズに合ったものを使うべきです。
サイズが合っていないとネジ頭を潰してしまいますし、うまくはまらずに工具が滑って、怪我をしたりパーツを傷つけてしまったりすることにつながります。

軍手とハンディライトはメンテナンスに必須

バイクのメンテナンスをする上では、いくつものアイテムが必要となります。
より効率よく作業をすると共に、安全に整備するためにも欠かせないものです。

事前に揃えておきたいアイテムとしては、まず軍手があります。
バイクにはオイルや汚れがついている箇所が多くあって、素手だとすぐに汚れてしまいます。
特にオイル汚れは、手に付いた状態で作業を続けると滑ってミスをしたり、パーツを落としてしまったりすることがあります。
こうした事態を防ぐためにも軍手は必須なのです。

また、パーツ同士の接続部などで手を挟んでしまったり、力を入れて工具を使って手を擦ってしまったりすることもあります。
こうした事故を防ぐためにも、軍手を装着した方が良いでしょう。
軍手は表面にゴムなどの滑り止めが付いているものだと、より使いやすくなります。

小さなハンディライトも、バイクのメンテナンスでは重宝します。
パーツの奥の方は光が届きづらく、外で作業をしても詳細が分からないことがあります。
そこで、ライトを使って照らすことで、状態を確認したりネジの位置を把握したりできます。

大きなライトでもいいのですが、隙間に差し込んで見ることもありますのでハンディライトの方が便利です。
スマホのライト機能を使うことも可能ですが、ライトの方が操作を簡単にできますし、油で手が汚れていることもあるのでスマホを汚さずに済みます。

グリスとパーツクリーナーも揃えておこう

バイクのメンテナンスでは、グリスは必須です。
たくさんのパーツに使われていますので、メンテナンスの度に注油することでスムーズな動きを取り戻せます。
パーツによって汎用グリスでいいこともありますが、チェーンなどの場合は専用のチェーングリスの方が良いというケースもあります。
そのため、メンテナンス箇所に応じて複数のグリスを用意しておきましょう。

グリスと共に必要なのがパーツクリーナーで、古くなったグリスやオイル、汚れを落とすために使います。
脱脂のためにも使うことができ、ステッカーを貼ったり新しいパーツを取り付けたりする時の洗浄に役立ちます。
バイクのパーツにはゴムやシリコンが使われている部分も多いので、パーツクリーナーを選ぶ際にはこうした素材にも対応しているものを選びましょう。

サービスマニュアルは手元に置いて確認

整備士が参照するメンテナンス用のマニュアルである、サービスマニュアルを持っておくとメンテナンスはかなりはかどります。
パーツの位置や取り外し方などが図入りで詳細に説明されていますので、メンテナンスの際に見ながら作業をすると確実です。
外し方が分からず、無理に動かして破損するといった事態を避けられます。

ドライバーを使うタイミングとは?

ドライバーは、バイクのメンテナンスだけでなく、さまざまな作業で使用する工具です。
バイクに乗らない人の中にも、ドライバーを日常生活の中で使ったことがあるという人は多いでしょう。
簡単に使える家庭用工具として人気のドライバーですが、バイクのメンテナンスで使用する際には、どこにどのタイミングで使うかという点でいくつかの注意点があります。

まず、ドライバーにはプラスドライバーとマイナスドライバーとがあります。
マイナスドライバーはバイクのメンテナンスでは一般的ではなく、多くの場合にはプラスドライバーを使ってネジを閉めたり緩めたりすることでしょう。

このプラスネジは、なめやすいという特徴があります。
ドライバーのサイズがジャストフィットでなければつぶれやすいのです。
ネジ山にもいくつかのサイズがあるため、メンテナンスでドライバーを使う際には必ずドライバーを何本か準備しておき、ジャストフィットなサイズのものを使うように心がけてください。

ドライバーが必要なメンテナンス個所は、マスターシーリングやサイドカバーなどがよく知られています。
ボルトが使われている箇所はそれほど多くはなく、多くはネジを使って締め付けを行います。
目視できる部分にネジが使われているなら、ドライバーのサイズを確認したり調節しながらメンテナンスを行えるでしょう。

ドライバーの正しい使い方、知ってる?

ドライバーには、正しい使い方があります。
使いやすい工具なので、使い方や握り方を考えず、手でぎゅっと握って使うという人は多いかもしれません。
しかし正しい使い方を理解することによって、バイクのメンテナンスでも失敗するリスクを最小限に抑えることが可能です。

ドライバーの持ち方ですが、グリップのお尻の部分が掌の中に納まるように握ります。
イメージとしては、ネジ山に当てたドライバーを、手のひらでぐっと圧をかけて固定するという感じです。
鉛筆を握るように持ったり、ドライバーのお尻の部分から力をかけられるないような握り方はNGです。

ドライバーを正しく使う際には、押し付ける力が7割、そして回す力が3割程度と意識しましょう。
押し付けずに回そうと力を入れてしまうと、ネジ山がつぶれる原因となりかねません。
ドライバーというと、ネジ山を回すための工具というイメージがありますが、実際には押し付ける力をメインにすれば、それほど力をかけなくても回すことはできます。

ネジ山をつぶさないための工夫としては、ネジ穴に差し込んだドライバーの先端から、握っている手、そして力を入れる肘ぐらいまでは、できるだけ一直線のラインにするという点です。
間違った持ち方をしていると、このラインを一直線にすることは難しいため注意してください。
一直線にすることによって、ネジ山に正しい方向から押し付ける力を加えられます。
方向がずれると回す力が強くなり、ネジ山がつぶれる原因となるので要注意です。

バイクのメンテは「ネン・オ・シャ・チ・エ・ブ・ク・トウ・バ・シメ」

バイクのメンテナンスでは、10項目の日常点検をベースにすることをおすすめします。
定期的に点検することによってより高い安全性を確保できますし、メンテナンスのスキルが向上して、バイクライフがより楽しくなるでしょう。

日常点検の10項目は、「ネン・オ・シャ・チ・エ・ブ・ク・トウ・バ・シメ」です。
ネンとは燃料、オはオイルの量、シャは車輪、つまりタイヤです。
チとはチェーンのことで、張り具合や滑りをチェックします。
エはエンジンで、異音の有無やオイルのなじみを確認します。

ブはブレーキで、ブレーキ液やパッドの状態を確認しましょう。
クはクラッチで、クラッチの遊びやレバーの動きを確認して、微調整を行います。
トウは、灯火パーツ、つまりライト類です。
ヘッドランプだけでなく、ブレーキランプやウィンカーなどすべてのランプを要チェックです。
バはバッテリーで、セルスイッチを押した時に回るセルモーターの音を確認することで、バッテリーの状態を知ることが可能です。

最後のシメとは、締め付けのチェックです。
特定のパーツというものではなく、ハンドルやレバーなど、ボルトの締め付けを全て確認することによって、安全に走行できる状態化をチェックします。
自身で調整できる部分ですが、普段のメンテナンスで外したり締めたりする部分は緩みやすいため、念入りにチェックして適切に締めておきたいものです。

また、この基本点検項目には含まれていませんが、日常点検の際にはバイクにワックスがけをすることもおすすめです。
ワックスをかけておくと、汚れが付きにくくなるだけでなく、ついた汚れが落ちやすくなるというメリットが期待できます。

ショップの整備も必要

自身で行う日常的な点検なら、上記の「ネン・オ・シャ・チ・エ・ブ・ク・トウ・バ・シメ」をカバーすれば問題ありません。
しかしバイクのメンテナンスでは、プロにしっかり点検してもらうことも必要です。
そのため、普段から自分で点検整備している人でも、年に1度ぐらいはショップにバイクを持ち込んでプロにしっかりチェックしてもらうことをおすすめします。

バイクの定期点検は、車検のタイミングで必ず行います。
そのため、車検から1年後を目安にショップへ持ち込むのが分かりやすいかもしれません。
またショップでオイル交換をしている人なら、そのタイミングで点検してもらうという方法もアリでしょう。

バイクの定期点検は、一定期間で行うだけでなく走行距離に応じても必要です。
ツーリングに良く出かける人なら、車検から1年が経過していなくても走行距離3,000kmぐらいを目安にしてショップに持ち込むと良いでしょう。
走行距離が増える事でオイルは汚れます。
オイル交換の頻度もよく走行する人は多くなるため、その点も理解しておきたいものです。

バイクの説明書を読もう

バイクのメンテナンスは、慣れればそれほど難易度が高くない作業はたくさんあります。
しかし、これまでメンテナンスをしたことがない初心者にとっては、説明書はメンテナンスのバイブルです。
必ず取扱説明書もしくはメンテナンスノートを熟読しながら、メンテナンスに取り掛かることをおすすめします。

この説明書は、バイクを新車で購入すれば必ず付属されています。
しかし中古バイクの場合には、ついていないこともあるでしょう。
その場合、バイクメーカーの公式サイトから取扱説明書だけをダウンロードできることが多いので、ぜひ手元に保管しておきたいものです。

また、説明書を読んでも具体的なやり方が分からないという場合やうまくできないという場合には、メンテナンスのやり方を分かりやすく解説しているネット動画もたくさんあります。
是非参考にすることをおすすめします。
説明書や動画を参考にし、頭の中で実際の作業をシミュレーションしたうえでバイクに取り組んだ方が、成功する確率は飛躍的にアップするでしょう。

メンテではエンジンを切る!分からなければブレーキはいじらない!

メンテナンスをする際には、必ずエンジンをオフにしたうえで行いましょう。
これは、どんなメンテでも同じです。
また、アクセサリーを付けての作業はとても危険なので、指輪やブレスレット、ベルトなどを含め、金属は外した状態でメンテに取り組むことをおすすめします。

バイクのメンテナンスには、難易度が低いものから高いものまで多種多様です。
大切なことは、自分ができるかどうかを見極めてから取り掛かるという点です。
特にブレーキ周りに関しては、自信がなければ手を付けないというスタンスを徹底しましょう。

よく分かれないけれどとりあえずトライしてみて、無理ならショップに持ち込めば良いと考える人は少なくありません。
しかしブレーキ周りをいじってしまうと、走行の際にブレーキが利かなくなってしまうリスクがあります。
それはとても危険ですから、そうならないようにブレーキ周りに関しては、確実にやり遂げられる自信がある人のみが対象だと考えることをおすすめします。

パーツに合った工具を使おう

バイクのメンテナンスでは、使用する工具はジャストサイズが大前提です。
サイズが若干違うけれど使えそうだからと使いまわしてしまうと、ネジ山がつぶれてしまったり、しっかりとネジを締められず、あとからより大きな修理作業が必要となってしまうリスクがアップします。
特にドライバーに関しては、ネジ山より若干小さなサイズでもハマるため、そのまま使ってしまいやルイという特徴がありますから注意しましょう。
サイズがあっているかを判断するポイントは、ドライバーをネジ山に差し込んだ時、グラグラしたりカチャカチャしないかでチェックできます。

キルスイッチとは何か?

キルスイッチとは緊急エンジン停止装置です。
原付き以外のバイクや競技用や軍用の車両にも用いられますが、事故もなくバイクに乗っている方々は使うことがほぼない装置の一つにもなっているのです。

四輪レースで用いられるキルスイッチは緊急時に火災など二次被害を防止する目的で用意されており、装着義務がある装置となっております。
文字通り「キルスイッチ(kill switch)」の役割が与えられており、スイッチを殺す機能が搭載されており、一般的にバイクの右ハンドルのグリップ部分に付いています。
そのため、使ったことはなくても見たことがあるという人は多いでしょう。

キルスイッチを使用するタイミングについて

このキルスイッチを使用するタイミングはバイクの転倒時が一番多いでしょう。
バイクが転倒してしまうとアクセルが戻らない状態も少なくなく、アクセルが開いたまま障害物に挟まれてしまうことで起きてしまいます。
このまま放置すると何らかの事故に繋がる恐れがありますので、事故防止のためにもキルスイッチを使ってエンジンを停止するのが解決策となってくれます。

他にもアクセルのワイヤーが切れてしまったりワイヤー内の水分が凍ってしまうというトラブルでアクセル操作そのものができなくなってしまったときに、キルスイッチを使うことでエンジンを停止させることができるのです。
つまり、緊急でエンジンをストップしたい状況で役立つ機能となっていますので覚えておくと万が一の時に役立ちます。

キルスイッチが故障したときのサインは?

このように万が一のタイミングで使うキルスイッチですが、滅多に使わないので故障していても気がつかないことがかなり多いです。
そこで、バイクそのものの調子からキルスイッチが壊れているかもしれないと調べる癖をつけるようにしてください。

最も多い症状がアイドリングが不安定になることです。
腐食などにより導電が悪くなることでキルスイッチが正常に動かなくなるのですが、この状態になるとイグニッションコイルへの電圧・電流も低下するようになるので、スパークが発生しにくくなりアイドリングが不安定になります。
さらに悪化するとエンジンそのものがかからなくなるでしょう。

エンジンを急停止できるキルスイッチはエンジンの点火系統に繋がっているので、エンジン周りの不調と密接に関係することが多いのです。

キルスイッチの修理・交換方法について

キルスイッチが故障してしまった場合は自力で交換することもできますが、基本的にはプロに依頼した方がいいでしょう。
時間にして30分程度で終わりますのでバイクショップに依頼してください。

自力で修理をするという場合はキルスイッチを取り外して新しいキルスイッチをつけることになります。
具体的には配線を確認しカプラーを外してキルスイッチを取り外して、新しいキルスイッチを配線して取付け、最後に動作確認をするだけです。

セルモーターとは何か?

セルモーターとはエンジンを始動するための電動機です。
エンジンの内燃機関は吸気・圧縮行程が基本となりますが、始動時はフライホイールやシリンダーの慣性力がないので外部から何らかの力を加えて吸気・圧縮行程をスタートできる状況にする必要があります。
この吸気・圧縮行程をスタートできる状況に電機の力で整えてくれるのがセルモーターなのです。

セルモーターは電気を流すことで大きなトルクを生み出すことができる小型のモーターになるのですが、劣化やメンテナンス不足が発生してしまうとこのトルクが低下してなかなかエンジンがかからない状態になってしまいます。
ちなみに、このセルモーターとは和製英語で、そのまま海外に用いても通じません。

セルモーターのオーバーホール方法について

なかなかエンジンがつかない場合はセルモーターのオーバーホールで解決することがあります。
このオーバーホールに必要な工具はラバープロテクタントとパーツクリーナーと接点復活剤と真鍮ワイヤーブラシ、そしてスパナやレンチやドライバーといった工具一式、汚れても問題ない服装やゴム手袋となっています。

これらを用意できたらセルモーターに付いているボルトを緩めて磁石カバーを外し、掃除するところからスタートしましょう。
セルモーターのボルトは固着していることが多いので、潤滑剤を使って作業することを推奨します。
次はカバーを外してコイルを引き抜き磁石カバー・コイルモーター・台座の3つに部品を分けましょう。

バラバラにしたこのパーツをきちんと清掃してください。
特に、コイルモーターのカーボンブラシの接合部分が真っ黒になっている事が多いのでこの部分をパーツクリーナーや接点復活剤でピカピカにしてあげてください。
磁石カバーはゴムシール部分にパーツクリーナーがかからないように気をつけながら綺麗にして接点復活剤を使います。
そしてゴムの部分はラバープロテクタントをして密閉性を高めましょう。

台座の部分にはねじがされているので、そちらを外して金属部分の清掃後には接点復活剤を使いパッキン部分にはラバープロテクタントを使ってください。

組み立てにおける注意点

セルモーターを組み立てるときの最大の注意点が台座を掃除するときに外したねじに付随しているカーボンブラシです。
カーボンブラシを止める金具の向きは必ず外側を向くようにしましょう。
カーボンブラシを止める金具の向きが中央になるとショートしてセルモーターが死んでしまいます。
これでは掃除やメンテナンスをした意味がゼロです。

また、カーボンブラシを止める場合はクリップで銅線を挟むと作業がしやすくなるのでクリップも用意しておきましょう。
それだけで作業効率がかなり上がります。

セルモーターの寿命について

セルモーターの寿命は10万~15万kmと言われており、人によっては交換することなく新車へ乗り換えていたという人も多いでしょう。
ただしアイドリングストップが多いという人は10万km以下で寿命になるケースもあるので注意してください。

また、バイクのセルモーターは自動車と比べると寿命がかなり短く3~5年となっていますので、車よりもバイクに乗ることが多いという人はセルモーターのオーバーホールを経験する確率も高くなります。

そもそもブレーキローターとは何か?

ブレーキローターとは自動車やバイクなどに使われているディスクブレーキを構成する部品の一つです。
素材は鉄・ステンレス・アルミニウムなどが該当しており、使い続けるともちろん摩耗していきます。

そもそもディスクブレーキは円盤を挟み込む形の制動装置であり、この円盤部分がブレーキローターに外用するのです。
このブレーキローターは摩擦熱に強くいことと放熱効果が高いことが求められているのですが、バイクだとローターがむき出しになるのでそれにくわえて錆びないことも求められるようになっています。

ブレーキローターの交換時期について

このようにブレーキを構成する上で非常に重要な役割を担っているブレーキローターは放置するとブレーキの利きが悪くなるので事故が発生する確率が飛躍的に上昇します。
そのため、定期的な交換が必須となるでしょう。
ただし、ブレーキローターは走行すればするほど摩耗するタイプも部品になりますので、走行距離を目安にしたほうがいいです。

具体的には走行距離5万kmに到達したら交換するという意識でいいでしょう。
ただし、目視確認でブレーキローターそのものに傷がついていたり薄くなっていることが確認できた場合は5万kmにこだわらないで交換するようにしてください。

また、ブレーキローターには「MIN TH ○○」といった刻印が刻まれているのですが、実はこれはて厚さが○○mm以下になったら交換する必要があるというサインなのです。
ブレーキローターは使い方次第で「偏摩耗」が発生してしまうこともありますが、偏摩耗が発生してしまった場合は交換時期ではなくても交換した方がいいでしょう。

ブレーキローターの交換費用はどれくらいか

ブレーキローターをバイクショップなどで依頼して交換してもらった場合は工賃が一つのブレーキローターで約3,000円となっています。
ただし、部品代として前輪のブレーキローターは1万円以上しますし後輪でも7,000円以上しますので、両方まとめてセットで交換するなら2万円程度はかかると考えてください。

ブレーキローターを自分で交換する場合は部品代だけですみますので交換を依頼するよりはいくらか安くなりますが、ブレーキの利きは非常に重要なので交換作業に自信がない人はやってはいけません。
最悪死亡事故に繋がりますので、安全走行をしたいという方は専門店に依頼するようにしましょう。

交換についての注意点

純正の新品に交換する場合は特に問題点はないのですが、中古品や欧州製輸入車のブレーキローターに取り替える場合は注意が必要です。
海外のブレーキパッドやディスクローターはブレーキシステムにおける考え方の違いから消耗スピードにかなりの差があるので、5万kmといった一つの目安が役に立たないという意見が多数あります。

海外の一部のブレーキパッドやローターは制動性を重視するためにあえて柔らかくしているケースがありますので、交換する時には注意してください。
また、中古やリビルト品だと偏摩耗が発生しているケースもありますので、念入りにチェックする必要があります。

六角レンチとは何か?

六角レンチとは六角穴付き止めねじや六角穴付きボルトを固定したり緩めたりする工具の一つです。
様々な機械製品に用いる工具で、身近なモノでは自転車や家具の金属部分にも使うことになります。

一般家庭でもちょっとした作業をするときに使う可能性は高いので、持っておくべき工具の一つとなっているでしょう。
また、六角穴付き止めねじや六角穴付きボルトによってサイズが異なりますのでいくつかのサイズをセットにしているタイプを求められます。

六角レンチの正しい使い方

六角レンチの使い方を知るためには長辺と短辺の使い分けを理解するところから始まります。
六角レンチはL字型のモノが基本になりますが、締め付けに大きな力が必要ない状況では長い方の先端をねじに差し込んでくるくると回してください。
このとき、軸がぶれないように片手を添えるようにしましょう。

ある程度締まって長辺では回せなくなったネジは短い方の先端を差し込んで大きな力をかけて締めるようにしてください。
この行動を本締めと言うのです。
六角レンチを使う場合はこのように長辺と短辺を使い分けてねじを締めることが必須技能となります。

ある程度大きなねじを締めるときは力を加えるために足で蹴っ飛ばしている人もいますが、あれは大きな力が加わりすぎる可能性があるので推奨できません。

硬すぎて緩めることができない場合

ねじは簡単に緩まないようにしっかりと本締めを行いますが、モノによっては締めすぎてしまったことでなかなか外せなくなってしまうケースもあります。
この場合まずやってもらいたいのがレンチの柄は長いものを用意することです。
支点力点作用点の仕組みによって回転中心から遠ければ遠いほど少ない力でねじをまわすことができるでしょう。

なので、どれだけ力を加えてもねじが緩まない場合はできるだけ柄が長い物を用意するのが秘訣となります。
柄が短いものしか用意できない場合はパイプなどを使って延長すると力を伝えやすくなります。

それでもダメだった場合は潤滑スプレーをボルトとナットに吹きかけるか、ボルト頭をハンマーで叩くという方法もあります。
溝間の固着を剥がすためにハンマーを用いるのですが、潤滑スプレーとセットにすることで恐ろしいほど効力を発揮しますのでハズレないねじやボルトが相手の場合は一度は試してもらいたいです。

ねじやボルトの回転方向を覚えておくこと

ねじやボルトをあまり扱っていない人は回転方向で悩んでしまうことが多いでしょう。
最も覚えやすい方法が右手でサムズアップしたときの親指がネジの進む方向でそれ以外の指がまわす方向になっているということです。
つまり、ねじやボルトを上向きにくっつける場合はサムズアップした親指は上となり、ねじは反時計回りで締まるということになります。

それでもわかりにくいという方は、普段私たちが使っているペットボトルのキャップと同じ仕組みになっていると思ってください。
これを思い出せればねじやボルトのまわす向きで悩む事も減ります。

プライヤーとはそもそもどんな工具なのか?

プライヤーはわかりやすく一言で表現すると「モノをつかんだり挟んだりする工具」となります。
つかむとか挟むという工具と言われるとペンチを連想してしまいがちですが、こちらは針金を切断するといった機能も搭載しており利用範囲がかなり広い工具なのです。

基本的な機能としてプライヤーは挟んでつかんで切る能力がある工具であり、私たちが指で行っている行程を力強く行ってくれる頼もしい相棒となってくれるでしょう。
特に何かの修理や工作を行うときに役立ちますので、DIYや車などの修理を行うことがある人には必須の工具となります。

ちなみに、プライヤーのギザギザの溝が掘られている部分は「アゴ」という名前がついており、このアゴは先端部分で挟めば挟むほどより強い力が伝わるようになっています。
切断機能は本体が交差している部分に近いところになりますので、挟む場所によって機能を使い分ける事ができるのです。

プライヤーの正しい使い方

プライヤーの正しい使い方は開く幅を調整し、アゴの位置を調整する事にあります。
丸いモノや大きなモノをつかむ場合は先端ではなく広くなっているアゴの中央部分をうまく活用してください。

本体が交差している部分に近いところでは針金などの切断が可能なので、針金などを使う場合はその部分でカットしましょう。
ただし、水道管などの修理に用いるウォーターポンププライヤーは挟む機能に優れていますが切る能力がないモノもあるので、プライヤーの使い分けも重要です。

ペンチとはそもそもどんな工具なのか?

ペンチもプライヤーと同じく挟む・つかむ・切るという3つの機能を兼ね備えた工具となります。
ただし、ペンチはプライヤーとは異なり支点となっている部分をずらして挟む部分の大きさを変える機能はありません。

ペンチは支点をがっしりと固定してあるので、それがプライヤーにはない利点をもたらします。
つまり、ペンチは支点が動かない分ガタガタと動くことも少なくモノをつかんでかしめる機能は高くなりやすいのです。

ペンチの正しい使い方

一般的なペンチとして最も知れ渡っているペンチは電工ペンチでしょう。
このペンチは柄部・くわえ部・刃部の3つで構成されていますが、手で持つことになる柄部は持ちやすくするために樹脂コーティングがされていることが多くつかみやすくなっているのです。

ペンチを使う場合はより力を伝達しやすくするために、親指と人差し指と中指を使って柄部の外側を握るようにしましょう。
使っていない小指と薬指は内側に入れると開閉がかなりスムーズに行えるようになります。

また、針金を切るときになかなかきれないからといって無理矢理こじるとペンチの破損に繋がってしまいますので、こじらないようにするのもポイントとなります。