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バイク用サイドバッグの種類について

バイクは自動車に比べると、収納スペースが小さくツーリングなどで荷物を大量に運ぶ時に工夫が必要となります。
バイクによってはシート下やフロント周りに収納が装備されているものもありますが、小物やヘルメットくらいしか入らず、ツーリングには全く足りません。
そこで、後付けでバイク用サイドバッグを取り付ける必要が生じます。
さまざまなタイプのサイドバッグが出ていますので、上手に利用したいものです。

バイクの形状や大きさに合わせてさまざまなタイプのサイドバッグが登場しており、大きく分類すると3つに分かれます。
シェルケースタイプは、ポリカーボネートを使ったシェルタイプ、つまり硬質のバッグとなっています。
大容量にすることができたっぷりと荷物を入れられますし、耐久性が高いのが特徴です。
ファスナーで閉じるものと、金具で閉じるタイプがあります。

タンデムタイプは、2人乗っても使用できる製品です。
シート下部に固定して吊るすような形にするものや、燃料タンク付近に装着できるものもあります。
ただし、燃料タンク固定のバッグはどうしてもサイズに限界があり、小物入れという感じです。
リアシートの背もたれのような形となっている製品もあり、これは場所を取らず、比較的容量が大きいバッグが多いです。

アメリカンタイプと呼ばれるものは、革などを使って見た目にもかっこいい作りとなっています。
やはりバイク用サイドバッグは外に露出するものですので、見た目に大きく影響します。
単に物を収納できるというだけでなく、見た目にもかっこいいものを選びたいものです。

バイク用サイドバッグの取り付け方

こうした種類の違いの他に、バイク用サイドバッグは取り付け位置にも違いがあります。
両側に取り付けられるタイプは、ボディーの左右どちらにもサイドバッグが取り付けられています。
通常は同じ形、サイズのバッグが2つとなっていて、左右均等に取り付けられます。
2つある分より多くの荷物を入れられます。

ただし、バイクはマフラーなどのパーツがあるため、左右で形が違うという点を考慮すべきです。
ものによっては無理なく取り付けられないケースも出てきます。
荷物がそれほど多くない場合は片側だけにすることも可能となっていて、いろいろなシーンに対応できます。

片側に取り付ける製品はバッグが1つだけとなり、当然収納できる荷物の量は減ってしまいます。
しかし、重量を落とすことができますし、製品の価格も安いというメリットがあります。
一方で、重い荷物を詰め込んでしまうと、バッグがある側だけに重みが偏ってバイクの重心が不安定になるというデメリットも生じます。
走行に影響することもありますので、注意して走る必要があります。

インカムを使うメリットとは?

複数の仲間とツーリングに出かける時には、インカムを使うと便利です。
そのメリットとしては、グループの中でいつでも自由にコミュニケーションを取れることです。
たとえば、仲間の一台のバイクがガソリンが減ってきたのでガソリンスタンドに寄りたいと思った時、インカムでそれを伝えれば、列の後方にいる場合でもはぐれることなく皆で寄ることができます。
また、前方を走っているリーダーが道路上に落下物や事故車があることに気付いた時、インカムで皆に伝えれば注意して走行するように促せます。

こうしたコミュニケーションは身振り手振りでもできますが、走行中だと危なくてできないこともありますし、列が長くなっていると見えないこともあります。
その点、インカムであれば正確に内容を伝えられるので安心です。

単純に、インカムを使って仲間同士で話せるというのは、ツーリングの楽しみを増してくれるものともなります。
何気ないおしゃべりをしたり、走行中に見た面白い風景やきれいな景色などを仲間と共有することもできます。
バイクは一人ずつ走るものですが、インカムがあれば一体感をより高められるというメリットが生まれるのです。

インカムには高機能な商品もあり、仲間と話すだけではなく、スマホと接続できるタイプも多いです。
そのため、会話をしていない時にはスマホで再生している音楽を聴いたり、ナビの音声案内を確認したりすることもできます。
こうした音声や音楽はインカムを通して仲間にも共有できることもあって、皆で楽しめるというのもポイントです。

ツーリング中におけるインカム使用の注意点

インカムを使用する場合は、グループ内でモデル、少なくてもメーカーは同じものにした方が良いでしょう。
製品やメーカーによって使用する帯域が異なることがありますし、備えられている機能に違いが生じるからです。
違うメーカーでも接続できるものも多いですが、使える機能が制限されることが多いので統一した方が間違いがありません。

また、使用の際には音量に注意しましょう。
ちょっとした会話くらいであれば問題ありませんが、音楽を聴くとなると常時何かを聞いている形となります。
すると、周りの音が聞こえづらくなって、緊急時の状況把握が遅れてしまうことがあります。

自治体によっては、バイクを運転している時のイヤホンなどを使用した音楽視聴について制限を設けていることがあります。
たとえ法令上は問題ないとしても、やはり耳から入ってくるさまざまな音というのはライダーにとって危険を避け安全走行を続けるために必要な情報です。
楽しくツーリングすることは大事ですが、安全にもしっかり気を付けるようにしましょう。

バイクにドライブレコーダーを着けるメリットとは?

バイク用にもドライブレコーダーが開発されていますので、最近は取り付ける人が増えています。
バイクにドライブレコーダーを着けるメリットとしては、やはり事故に遭った時に証拠として映像を残せるという点が大きいです。
バイク事故は重大事故につながることが多いものの、ちょっとした接触でも起こりえるので、過失責任がどこにあるのか分かりづらいこともあります。
相手と自分の意見がかみ合わないケースも珍しくなく、面倒なトラブルに発展してしまうことも考えられます。
そんな時でも、実際の事故の映像が残っていれば誰でも納得できるはっきりとした証拠になりますので、スムーズにトラブル解消に近づくことができるでしょう。

また、残念ながらバイクは自動車からのあおり運転の被害に遭う確率が高いとされています。
しかし、ドライブレコーダーが装着されていれば、それを証拠として警察に訴えることができます。
ドライブレコーダーがあるということが相手に分かると、それ以上のあおり運転を止めることもあり、身を守る手段となるのです。

他にも、ツーリングの様子を映像として残して思い出にできるというメリットもあります。
移動中の風景などをドライブレコーダーの記録を通して、後から見ることもできますし、友だちや家族にも見せてあげることができます。

バイク用ドライブレコーダーのデメリット

ドライブレコーダーをバイクに取り付けるデメリットしては、見た目や視界に悪影響をもたらすことがあるという点です。
ドライブレコーダーはその目的から、フロントの前方がはっきりと見えるところに固定しなくてはなりません。
この部分はメーターやスマホなどのアイテムがあって、なんとなくごちゃごちゃした感じになってしまいます。
配線も含めると乱雑な見た目になってしまいますし、視界の邪魔になることもありえます。

もう一つのデメリットは、盗まれてしまうリスクがあるということです。
ドライブレコーダーはむき身の状態で露出しますので、簡単に盗まれてしまうことが考えられます。
そのため、脱着式の製品を購入するなどして、盗難リスクを下げる必要があります。

ドライブレコーダーの選び方

製品によってバイクのバッテリーから電源を取るか、ドライブレコーダーにバッテリーが内蔵されていて充電して使うという違いがあります。
配線が必要ですが、固定しっぱなしで良いという点と、簡単に取り付けられるもののバッテリー不足に注意しなければならないといった点を比較して選びましょう。

記録方式が常時録画で自動的に上書きされるものや、衝撃を検知した時にのみ保存されるものなどがあります。
ツーリング記録を残したいのであれば常時録画が良いでしょう。
さらに、駐車中の録画機能があるか、スマホと直接接続できる機能などの違いもありますので、どんな形で使いたいかを考えて選びましょう。

バイクの鍵が回らない原因

バイクに乗っていざ出かけようとして鍵を挿してみると、鍵が回らないというトラブルに遭うことがあります。
エンジンをかけることができずに困ってしまいますが、焦りは禁物です。
まずはどうして鍵が回らないのか原因を確かめるべきです。
そうしないと、さらなるトラブルに発展してしまうことがあるからです。

鍵が回らない原因としては、まずはキー自体の溝や出っ張りが摩耗ですり減っていしまっていることが考えられます。
そのため、鍵穴に挿し込んでもはまらずに回らなくなってしまうのです。
長年鍵を使っていて全体にすり減っている感じがするなら、この可能性を考えた方が良いでしょう。

逆に、鍵穴の方が摩耗していることもあります。
鍵穴もやはり、鍵の抜き差しによって摩耗してしまうことがあるのです。

また、キーが曲がってしまっているケースも見られます。
全体が曲がっていると、奥までしっかりと入らなかったりかみ合わせが悪くなったりします。
もしくは、凸凹の部分がかけてしまったり、一部分だけが曲がっているということもあります。

他にも、錠の中にゴミが入っていることも考えられます。
バイクは外で使いますので、どうしても砂や油などが鍵穴に入り込みがちです。
その状態にしていると、中で汚れが固まってしまって鍵穴を一部ふさいでしまうのです。

単純な勘違いとして、ハンドルロックがかかっているということもあります。
バイクは鍵をかける時にハンドルを動かしながら回すと、ハンドルを動かせなくなります。
そして、鍵もそのままでは回らなくなります。
防犯対策として役に立つハンドルロックですが、これを解除するにはハンドルを動かしながら鍵を回す必要があります。

鍵が回らない時にやってはいけない行動

鍵が回らないと焦ってしまうものですが、力を込めて無理やり鍵を回すのはNGです。
下手をするとキー自体が変形してしまったり、鍵穴に入れたままの状態で折れてしまったりすることがあります。
もしくは、錠の内部構造の方が壊れてしまって、パーツごと交換しないといけなくなります。

また、鍵がスムーズに回るようにと、パーツ用の潤滑油を差すのも避けるべきです。
というのも、鍵穴の中に潤滑油を入れると、内部にゴミが入り込んだ時に油と結合して固まってしまうからです。
さらに鍵穴の不調を引き起こすことになりますので、ただの潤滑油ではなく鍵穴専用の潤滑剤を使うべきなのです。

こうしたNG行動を避け、まずはハンドルロックがかかっていないか確認して、ハンドルを回しながら鍵を回しています。
それでも駄目なら、エアスプレーを鍵穴に吹き込んで汚れを除いたり、同じようにキーも洗浄してみましょう。
こうした対策をしてもダメな場合は、プロの鍵屋に依頼して修理してもらう必要があります。

バイク用ETCの種類について

高速道路を通行する際には、ETCを使うととても便利です。
料金所で毎回停まって精算をする必要がなくなりますし、ETC専用の出口がありますのでルートの選択肢が増えます。
また、通常支払いよりもETC支払いにする方が高速料金が安くなるというメリットもあります。

自動車は多くの車がETCを着けるようになっていますが、バイクではそれほど普及していません。
ETCは自動車用もバイク用も特に違いはなく、製品にもよりますが、自動車用のものをバイク用に装着することも可能です。
ただし、よりサイズがコンパクトになって、手元で操作しやすいように工夫されているバイク用ETCも販売されています。

ETCには、ETC1.0とETC2.0という種類があります。
ETC1.0は旧型もしくは従来型とも言えるもので、ETCが始まった当初から使われているものです。
ETC2.0というのは最新型で、高速道路の通行情報を取得できるようになっています。
ITSスポットという道路情報を取得するアンテナから集約された、渋滞状況や事故情報、通行規制、落下物などの情報をETC機器を通して確認できるようになっているのです。

最新型のETC2.0への移行が積極的に進められていて、将来的にはこちらのシステムを使った通行であれば、高速料金をさらに割り引くといった計画もなされています。
また、ちょっとだけ高速道路から出てまた戻ってくるといった使い方ができるようにもなります。

バイク用ETCの選び方

こうしたETC1.0と2.0の違いを押さえてバイク用ETCを新規購入するのであれば、最新型のETC2.0を選んだ方が良いでしょう。
その上で、アンテナ一体型から分離型かの違いを見て選ぶことができます。
カードを読み込む部分とアンテナが一体になっているタイプは、全体がコンパクトで取り付けやすいです。
ただし、ハンドルへの装着が一般的で、盗難やイタズラが心配されます。

一方の分離型はアンテナがケーブルでつながっているタイプで、収納ボックスの中などにも本体を設置できます。
配線をしないといけないですが、外に機器が見えないというメリットがあります。

また、バイクに取り付けるということを考えると、防水性があるかという点にも注目して選ぶことが大事です。
雨風にさらされる状態で走行したり駐車したりしますので、防水性がないと故障の原因となります。
もし防水機能がない機器を選ぶのであれば、追加して防水ケースを買ってカバーした方が良いでしょう。
同じように、防塵機能があると故障のリスクを減らせます。
バイク専用のETCはこうした機能を強化していることが多いので、チェックして購入したいものです。

ハイビーム・ロービームの切り替えについて

バイクのフロントライトには、ハイビームとロービームという切り替えがあります。
ハイビームというのは、ライトの角度が上になり、より遠くまで光が届く状態です。
一方のロービームは、ライトが下向きになり、近くを照らすようになります。

通常、バイク走行をしている時はロービームにしていますが、本来はハイビームが標準となります。
というのも、ハイビームは「走行用前照灯」と呼ばれていて、通常走行用として設けられているからです。
ハイビームは法令によって、夜間に100m先の物を視認できる状態にすることが定められています。

ロービームは「すれ違い用前照灯」と呼ばれていて、本来は対向車がいる時に点けるものです。
といっても、街中で走行している時は常に対向車や歩行者などがいることが多いので、ロービームにしているライダーがほとんどでしょう。
しかし、それ以外の状況ではできるだけ前方の様子を遠くまで把握するために、ハイビームにしておく方が良いのです。

また、ハイビームにすることで、遠くからでもバイクの存在を相手に知らせることができます。
安全を確保するためにも、基本はハイビームということを覚えておくと良いでしょう。

ハイビームとハイビームを切り替えるタイミングとは?

ハイビームは、夜間に切り替えるものと法令で定められています。
といっても、なにか明確な時刻設定がなされているわけではありませんので、日が暮れて暗くなったらハイビームに切り替えるタイミングだと考えましょう。
ただし、上記のように市街地だと周りに自動車やバイク、自転車などが多くいますので、ロービームに切り替えておくことが多くなります。
対向車がいる時だけでなく、前方に車がいる場合でもまぶしくないようにロービームに切り替えた方が良いでしょう。

もう一つの切り替えタイミングは、雨が強い時や霧が発生している時です。
こういう状況では視界がかなり悪く、より明るい状態を求めるものです。
そのため、ライダーの中には遠くまで見えるようにと、ハイビームにする人もいます。

しかし、ハイビームにすると光が雨で拡散して、前方が逆に見えづらくなってしまいます。
そのため、ロービームにした方がより安心です。

ヘッドライトに関する注意点について

ヘッドライトは、その色や光量について法令で明確に定められています。
ライトの色は白にする必要がありますし、光量は15,000cd以上を確保しないといけません。
ヘッドライトの種類については制限はなく、HIDでもハロゲンでもLEDでも構いません。

ただし、海外製品の中にはハイビームとロービームの切り替えができないものもあります。
この製品は日本では違反となりますので使用できません。

慣らし運転とはなんのこと?

慣らし運転というのは、新車のバイクを購入した時にいきなりフルスロットルでの走行をするのではなく、ゆっくりとある程度の距離を走ることを指します。
最近のバイクは調整されて出荷されているので、慣らし運転は必要ないという意見もあります。
販売店でもそのように言われることもあるでしょう。

しかし、新車として購入したバイクはできるだけ丁寧に、そして長く乗り続けたいものです。
慣らし運転をすることでなんらかのデメリットが生じるわけではありませんので、バイクの調子を整えるためにも慣らし運転をするのがおすすめです。

そもそもメーカーやモデルによっては、新車購入してから一定の走行距離が行くまで、エンジンの回転数を上げられないことがあります。
レブリミットがかけられていて、回転数が低めに制限される車種もあります。
たとえば、通常であれば9,000rpmまで回せるのに、慣らし運転中は7,000rpmまでしか回せないといった形です。

もしくは、新車サービスとして最初の1,000kmの走行距離が行った時にディーラーまで持ってきてもらうように言われることがあります。
その場合、最初に入っているオイルは粘度が低くで低速で走るためのものとなっています。
慣らし運転が終わってから、その点検サービスの時に通常の粘度が高めのエンジンオイルに交換してくれるわけです。

慣らし運転をする目的

こうした慣らし運転というのは、接続部の緩みなどをチェックするという大事な目的があります。
ボルトなどによってパーツ同士が固定されているわけですが、走り出すことによって振動で緩んでくることがあります。
その状態で高速走行をしたら、パーツ落下などによるアクシデントを引き起こしかねません。
そのため、最初はゆっくりと走り、緩みが生じていないかをチェックするわけです。

また、パーツをなじませるという目的もあります。
エンジンを回すと熱と圧力が強くかかります。
出荷時はこうした負荷がかかっていない状態ですので、最初は丁寧にエンジンをかけてあげることでパーツ同士がしっくりとなじんでくれるのです。
金属の端などにはバリが付いていることがありますが、慣らし運転によって取れてエンジンがスムーズに動いてくれるようになります。

慣らし運転をする時の運転方法

慣らし運転では、購入して1カ月くらいでトータル1,000kmくらいを走るようにします。
その際には、急発進、急ブレーキ、急加速は避けて丁寧に操作するように心がけましょう。
スピードは控えめにして、スロットルもあまり開かないようにします。
その上で、低速からトップまでギアをすべて入れていきます。

排気量の大きなバイクだと一般道ではトップまで入れられませんので、高速道をゆっくりと走ると良いでしょう。
少しずつスピードや回転数を上げていき、バイクを慣れさせていきます。

ナンバープレートの取り付けに関する新基準

バイクのナンバープレートの取り付けに関して、2021年から新しい基準が施行されています。
このタイミングよりも後に販売されているバイクは、すべてこの基準に従って取り付けられているので問題ありません。
しかし、古いバイクやカスタムバイクなどは、新基準に沿って取り付け位置を考えないと違反となってしまう恐れがあります。

この基準に違反した状態でバイクを走行していると、反則切符を切られることになり、違反加点2点となります。
また、50万円以下の罰金を科せられることもあり、単なる交通違反よりも重い罰則となりますので十分注意する必要があります。

ナンバープレートのルールの内容

2021年からどんな基準になっているかというと、主にナンバープレートの取り付け位置や折り返しなどについてです。
まず、ナンバープレートは横向き、つまり水平に数字などが見えるように取り付けることが定められています。

以前はアメリカンツアラーなどのバイクでは、縦向きに装着しているカスタムがありました。
その方がスマートに見えておしゃれな感じがしたからです。
しかし、この改正によって縦位置への取り付けは禁止となっていますので、すぐに調整しましょう。

また、ナンバープレートを上に向ける、プレート自体を折るなどの付け方も禁止されています。
ナンバーを見られないようにと、ナンバープレートを折り返しているバイクをたまに見かけますが、明らかな違反行為となります。

また、プレートの周りにかぶさるフレームが禁止されています。
自動車の場合は一部可能となっていますが、バイクとは違うルールが適用されているという点に注意すべきです。

ただし、ホルダーについてはプレートにかぶらないのであれば問題なしとなっています。
固定用のボルトやカバーなどは、細かく直径や厚みなどが指定されています。
基本的にはナンバーが一切隠れない仕様となっている必要があります。

ナンバープレートの正しい取り付け角度について

もう一つ注意すべきなのが取り付け角度で、左右の角度、つまり傾きは0度にしないといけません。
つまり正確に水平とすべきで、少しでも傾きは許されないのです。
また、バイクを横から見て、プレートが上向きに40度、そして下向きに15度の間に収まっているように取り付けるよう求められています。
これは折り返しと同じで、急な角度を付けると周りから見づらくなってしまうからです。

ナンバープレートが干渉するカスタムパーツを取り付ける場合などは、ちょっとした固定の仕方やパーツの大きさなどによってこの角度が変わってくることがあります。
慎重に角度を調整して、ルール違反とならないようにしましょう。

きっかけは太平洋戦争

現在ではバイクメーカーの一つとして良く知られているヤマハですが、創業当時はピアノやオルガンなどの鍵盤楽器を製造販売するメーカーでした。
創業者はオルガン修理しとしてヤマハを立ち上げ、オルガンの構造を理解しながら自作のオルガンを製造しました。
このオルガンを調教するために、天秤棒を使ってオルガンをぶら下げて箱根の山を徒歩で超えるという大変な作業をしていました。

そんなヤマハがバイクの製造を始めたのは、太平洋戦争がきっかけでした。
ヤマハは持っているノウハウを生かして木製や金属製のプロペラを作っていましたが、エンジンに関しては技術はあっても製造実績はありませんでした。
しかしこのタイミングでバイクエンジンの製造に乗り出した背景には、戦時中に培った技術力とノウハウを無駄にせず、今後のモノづくりに役立てようという意図があったのです。

そして戦後となる1950年代に入り、バイクメーカーとしてのヤマハが誕生しました。
当時は日本国内に200以上のバイクメーカーがあり、すでにバイク市場は確立されていました。
ヤマハはどちらかと言えば後発だったため、不利な状況にあったのです。

しかし技術力を革新的なアイデアによって、ヤマハは日本で初となるプライマリーキックスターターを採用したバイクを開発しました。
このころから他社との差別化が明確となり、スポーツ選手などが好んでヤマハのバイクに乗るようになったことから、ヤマハは知名度と人気、そして技術力の面で頭角を見せることができたのです。

浅間火山レースの表彰を独占

ヤマハのバイクが世間に広く知られるようになったきっかけは、1955年に開催された浅間火山レースでした。
当時のレースコースは行動を使用していましたが、国道も舗装されていない場所が多く、ダートコースがメインのレースだったわけです。
ダートコースというと、耐久レースをイメージする人は多いのですが、当時のレースはどちらかと言えばエンデューロに近く、標高1,000メートル超の山なども含まれていました。

この浅間火山レースで、なんとヤマハのバイクが表彰台を独占しました。
1位から3位まではすべてヤマハのYA-1だったのです。
当時の日本には、バイクメーカーとして生き残るためには浅間火山レースで優勝するか、ホンダのように才能ある経営者を持つ企業の2択という暗黙の了解があったのだとか。
ヤマハはこの浅間火山レースで表彰台を総なめにしたことで、その実力と技術力を世間に広く知らしめることができたのでしょう。

ちなみに、日本の4台バイクメーカーとして知られているヤマハやホンダ、スズキ、そしてカワサキはどれも、これまで熾烈なレースで表彰台を飾った経験を数多く持っているバイクメーカーです。
そう考えると、日本バイクメーカーはどれも高い技術力が実績によって裏付けられていると言えるかもしれません。

オービスの仕組みはどうなってる?

オービスは、もともとアメリカの航空機製造メーカー最大手であるボーイング社によって科初されました。
日本は1973年に自動車測定器として導入し、現在でもスピード違反の車を取り締まる目的で使用されています。
オービスの役割は、走行中の車両ナンバーを読み取ることです。
それにより、犯罪捜査を行う際に車両の特定や追跡などに役立てます。

基本的な仕組みですが、事前に設定した法定速度を約30km超えたタイミングで作動します。
作動すると、特定車両の画像を撮影したうえで、その場所を管轄する警察署へ送信されるのです。
画像が残っていることによってドライバーと車両ナンバーを特定できるため、スピード違反を現行犯で取り締まらなくても、後日画像を使っての取り締まりが可能となります。

オービスの進化は続いている

オービスにはいくつかの種類があり、フィルム式やデジタル式、有人式や無人式、固定式や可動式などが挙げられます。
すべてのタイプがバランスよく導入されているというわけではなく、時代の流れや技術の進化によってオービスのタイプも変化し続けています。

以前では、フィルム式のオービスが一般的でした。
しかしフィルムは交換作業が必要となり、そのタイミングによってはフィルム切れで撮影ができないという事態が起こりやすいという問題点がありました。
しかし現在では、フィルム式に変わってデジタル式が一般的になっており、このフィルム切れによるトラブルは発生することがありません。
またデジタル式になったことで画質が鮮明になり、見落としが起こりづらくなったというメリットもあります。

またオービスには、無人型と有人型とがあります。
高速道路に設置されているものは、無人型が多いでしょう。
以前ではレーザー波を出して車の走行速度を探知していましたが、こちらの技術の進歩によって市販のレーダーでは探知できにくいものや、道路に埋め込んだ磁気センサーと反応させるシステム、またループコイル式を使ったシステムなどが登場しています。

近年では、車やバイクに搭載できる有人型のものや可動式のものも増えています。
そのため、警察車両がどこにいても違反者を取り締まりやすくなったと言えるでしょう。

バイクが検挙されないわけではない

バイクはフルフェイスのヘルメットを着用して運転することが多いため、基本的にはオービスが作動しても検挙には至らないケースが多い傾向があります。
しかしこれはあくまでも無人で固定型オービスに限定されたことで、警察官が可動式オービスで検挙することはもちろんあります。
オービス技術の進歩は続いています。
そのため今後は少しずつ、バイクだから検挙されないという説は都市伝説となるかもしれません。