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駆動系は最初にチェック

中古バイクをチェックする際には、駆動系パーツのチェックはとても大切です。
例えばチェーンドライブは、走行距離によって劣化するパーツです。
チェーンは消耗品なので、良い状態のものを購入しても遅かれ早かれパーツ交換は必要となりますが、チェックするポイントとしては、チェーンが錆びたり固着した部分がないかどうか、たるみが正常に調整されているかどうか、またマフラーやスイングアームにチェーンがこすれた形跡は残っていないかなどがあるでしょう。

また、スプロケットをチェックして、とがっていないかどうかを確認しましょう。
もしもとがっている場合には、パーツ交換の時期が来ているという事になります。
スプロケットはエンジン側にドライブスプロケットが装備されているほか、後輪側にはドリブンスプロケットがついているので、両方チェックしてください。

シャフトドライブも、チェックしたい駆動系パーツです。
ゴリゴリした感触があったり異音を発する場合には、オイルが原因か、もしくは内部が劣化していると考えられます。
さらに後輪を浮かせて手でタイヤを回した時に総情以上に重い場合にも、何かしらの原因があります。
交換すると高額になるパーツなので、購入前にチェックするのがベストです。

サスペンションも確認

サスペンションに関しても、購入前のチェックが大切です。
例えばフロントサスは、錆や傷の有無を確認するほか、フロントブレーキをかけてみてふわついた感触がないこともチェックしたいポイントです。
またサスペンションの動きに影響を与えるステムベアリングのガタや引っ掛かりや、左右の劣化具合が同じかどうかという点もチェックすると安心です。

バイクには、フロントサスペンションの他にリアサスも装備されています。
チェックする方法は基本的にフロントでもリアでも変わりませんが、リアサスをチェックする場合にはダンパーが抜け落ちてないかどうか、モノサスならリンク部分に錆やオイル漏れがないかという点もチェックしましょう。

中古バイクはタイヤの状態も大切

バイクにとって、タイヤは消耗品です。
そのため、良い状態のタイヤでも、走行する中では交換作業は必ず必要となります。
中古バイクを選ぶ際には、前オーナーによってタイヤの減り方や状態は大きく異なります。
例えば、タイヤにひびが入っていたりわれている場合には、注意が必要です。

スリップサインが出ているのに放置されているタイヤなら、メンテナンスにお金をかけていなかったオーナーだと予測できます。
また、左右の片減りが目立つ場合には、オーナーの癖がバイクのエンジンなどにもついている可能性が考えられます。

タイヤの状態が良くないバイクは、ハードな乗り方をされていたバイクだと考えられます。
転倒の数や事故歴があることも予想できるでしょう。
もしも状態が良いバイクを選ぶなら、タイヤの状態が良いバイクを選ぶのが賢明かもしれません。

中古バイクの外装が錆びていないか

中古バイクの外装をチェックすると、そのバイクがどのように使用されてきたのかを予測できます。
外装のチェックポイントにはいくつかありますが、まず最初にチェックしたいのは錆ではないでしょうか。
錆が発生しやすいのは、フロントフォーク部分のボトムケースやガソリンタンクの下部、またフォークインナーパイプやステアリングステムなどアルミや鉄を素材とする部分です。

経年劣化で錆はどうしても発生するものですが、放置するとどんどん進行して、場合によってはパーツそのものの交換が必要となってしまいます。
中古バイクを格安で購入しても、その後に何万円もかけてパーツ交換が必要になったのでは意味がありません。
そうならないために、購入前に外装の錆は入念にチェックすることをおすすめします。

可動部をチェックすることも重要で、可動部も素材によっては錆が発生しているかもしれませんし、ガタが来ていることも考えられます。
特に750cc以上の大型バイクになると、ステアリングヘッドの劣化が早いため注意が必要です。
ガタが来ていないかどうかをチェックする方法としては、バイクの車体を揺さぶった時に動きがスムーズかどうか、またハンドルを回した時に引っかかりがないかという点をチェックすると良いでしょう。

また、実際にバイクに荷重をかけてみて、前後のサスの動きがスムーズかどうかという点もチェックポイントです。
その他にも、ブレーキやブレーキパッド、ホイールの状態をチェックすることをおすすめします。

電飾系は大切なチェックポイント

電飾系は、中古バイクにとっては管制塔のような役割をする重要なパーツです。
ヘッドライトやホーン、メーターやウィンカーなど、バイクにはたくさんの電飾系パーツが装備されており、ライダーの安全性を確保しています。
一つ一つを入念にチェックしましょう。

まず電飾系パーツを使ってみて、インジケーターのランプが正常に点灯するかどうかを確認してください。
そして次に、電飾系パーツの内部に水滴がついていたり、曇っていないかをチェックしましょう。
水が入り込むとショートの原因となりますし、故障すると修理にまとまった費用がかかるリスクがあります。

電飾系パーツのチェックでは、シートを外してバッテリーの状態も観察しましょう。
バッテリーの端子がさびているとか、古くて粉を吹いている場合には要注意です。
配線のハーネスが破れていたり切れかかっている場合にも注意したほうが良いでしょう。
こうした部分は、バイクのメンテナンスがおろそかになっていたことを示しています。
また、この部分に異常があると走行中にエンジンが突然停止して事故の原因になったり、ヘッドライトがつかなくなったりして、とても危険です。

年式と走行距離のチェックはマスト

中古バイクを購入する際には、まず最初に年式と走行距離をチェックすることから始めましょう。
年式に関しては、日常生活の中で使用するなら10年以内の年式を選ぶのが安心です。
古い年式のものになると、メーカー側で生産やアフターケアが終了している可能性があり、修理の際にパーツが必要になっても入手できないという事態が起こりかねません。

さらに10年以上古くなると、バイクを構成しているパーツの中でも特に、スイングアームやエンジンなどアルミや鉄を素材とするパーツには錆が目立ってくるでしょう。
普段からしっかりお手入れしていても錆を完全に予防することは決して簡単ではありません、特にステアリングステムのように目視で確認できない部分などはバイクをチェックしても見つけづらいため、注意が必要です。

走行距離をチェックすることも大切です。
中古バイクの経年劣化は、年式による劣化もあれば、走行距離に応じて発生する劣化もあります。
中古バイクに関しては、オーナーのライフスタイルによって走行距離は大きく異なります。
ツーリングに出かけることが多かった人なら5年前のバイクでも走行距離が10万キロ超という事もあるでしょうし、あまり乗らない人なら8年前のバイクでも走行距離は2万キロ程度という事もあります。

走行距離ができるだけ少ないバイクを選ぶという選び方は、悪くありません。
しかしバイクの走行距離を見る際には、申告されている走行距離とバイクの状態、傷み具合が一致しているかどうかという点をチェックすると良いでしょう。
走行距離が多い中古バイクは、どうしてもフォークボトムのあたりに細かい傷や錆が発生しやすくなるものです。
その部分の傷が多いのに走行距離が異様に少ない場合には、もしかしたら走行距離をごまかしている可能性が懸念されるでしょう。

エンジン音を聞いてみることも大切

バイクを走行すると、エンジンは速度によって高回転域まで達します。
エンジンも劣化するパーツですから、古くなったり劣化が激しくなると、シリンダーやクラッチ周辺、カムカバーやカムチェーンなどから正常ではない異音が発生することがあります。

エンジンからの異音に関しては、走行距離が少なめの中古バイクはあまり心配する必要はないでしょう。
しかし、ツーリングなどでよく使われている250cc以下のバイクだと手荒く扱われてきた可能性が否めません。
そうした車種を探すなら、エンジン音の異音にはじっくり耳を傾けることをおすすめします。
またエンジン回りの注意点としては、クランクカバーの一部だけが部品交換されていて新しいとか、シリンダガスケットからオイルがにじんでいたりオイル漏れがあるという場合にも注意が必要です。

店の接客態度はどうか

中古バイクを購入する際には、販売する店がバイクに対してどのぐらいの愛情を持っているかをチェックすることがとても大切です。
決して安い買い物ではないからこそ、どの店舗から購入するかによって、バイクの品質や状態が大きく影響すると言っても過言ではないでしょう。
そう考えると、中古バイクを購入する際にはまず、バイクを探すよりも店の販売スタッフの接客態度をチェックするのが先決かもしれません。
接客態度が良い店舗では、購入後に万が一のトラブルが起きた場合でも、誠意のある対応をしてもらえる可能性が高いです。
電話やメールでの対応はどうか、対面での接客態度などもチェックしたいものです。

またバイクに対する愛情や販売に対する情熱を知るためには、営業マンが中古バイクに対してどのぐらい勉強をしているかという点も要チェックです。
販売活動に対して前向きで積極的な店舗なら、販売する中古バイクという商品についてしっかり勉強をしていますし、展示しているバイクもきちんとメンテナンスをして良い状態で展示されている可能性が高いでしょう。

店内やバイクがきちんと手入れされているか

中古バイクを販売しているショップには、たくさんのバイクが展示されています。
屋内展示だけでなく屋外での展示でも、洗車やメンテナンス、また展示バイクの整頓をきちんと行っているかどうかは、店側の対応を見る上ではとても大切なポイントです。

例えばバイクが展示されている周囲にごみが落ちていたり、雪が積もりっぱなしの状態で除雪されていない、さらにはバイクがホコリまみれになっているという場合には注意したほうが良いでしょう。
中古バイクを販売する業者にとって、管理しなければいけないのはバイクという商品だけではなく、それを展示する敷地も含まれています。
そこまで気が回らないショップから購入しても、バイクの状態が良くなかったり、販売に際しても何も情報を提供してもらえないといった事態が起こりやすくなってしまうかもしれません。

バイクや敷地の手入れが行き届いているショップは、購入する際の交渉に関してもフレキシブルで前向きに検討してくれる傾向があります。
相談すれば親身に応じてくれたり、購入後のアフターケアやメンテナンスの面でも、大きな安心感を得られるのではないでしょうか。

さらに、中古バイクを購入する際に現車チェックができることも大切なポイントです。
中古だからこそ細かい傷がついていますし、ブレーキやアクセルの効き具合、ハンドルの操作性など細かい部分をチェックしなければいけません。
走行距離や年式などのデータなら現車を見なくても分かりますが、バイクの状態まではデータでは分からないものです。
現車を目視でチェックできたり、試乗に前向きな店の方が中古バイクを購入する際には安心です。

バイクを高値買取してもらうためには

バイクを売却するときに、できるだけ高値で買取してもらうためにはコツがあります。
コツのひとつ目は、「複数の業者に査定してもらう」ということです。
中古バイクの買取査定額は業者によって異なるため、なるべく2社以上の業者から見積もりを取ることが大切です。
それぞれの業者が出してくれた買取額を比較して、1番高く買い取ってくれる業者を利用しましょう。
すると自分の愛車を、最大限に高値で売ることができます。

次のコツとして、「日頃からメンテナンスをしておく」ということが挙げられます。
中古バイクはできるだけ良い状態のほうが、高値で買取してもらいやすいです。
定期的なメンテナンスをあまりせずに買取依頼を出すと汚れや劣化などが目立ち、査定額が下がってしまうことがあります。
そのため定期的に整備をしておくと、きれいで良好な状態を保ちやすくなります。

3つ目のコツとして、「スタッフへの接し方にも気をつける」という点が挙げられます。
バイク買取業社のスタッフは、バイクそのものだけでなくあなたの雰囲気も確認しています。
スタッフに横柄な態度をとる人の場合、査定額が安くなってしまうことがあるのです。
こうした接し方をする人は、スタッフに「バイクの扱いも雑なのではないか」と感じられやすいため、マイナス査定になりやすいのです。

軽自動車税を払わなくて良いよう、売ると決めたら早めに決断

バイクには軽自動車税がかかります。
自動車税は毎年4月1日の時点でバイクを所有していると、支払う必要があります。

バイクを売ろうか迷っていると、なかなか決断できないことがあります。
しかしバイクを売らずに時間だけが経ってしまうと、いつの間にか軽自動車税の支払い対象になってしまうことがあります。

バイクを手放そうと思っているのに税金を払うのは、無駄な出費といえます。
これはバイクの査定額が下がるのと実質同じことのため、売ると決めたら早めに売却先を決めるようにしましょう。

バイクを高く売るためのまとめ

以上のことを守ってバイクを売ると、高値にすることができます。
まとめると、定期的にメンテナンスを行い、複数の業者に見積もりを依頼し、業者へ行くときにはスタッフにもていねいに接しましょう。
また、軽自動車税の支払い対象にならないよう、4月1日が近い場合は早めに決断しましょう。

これまで長く愛用したバイクは、なるべく高く買い取ってもらいたいものです。
紹介したポイントを押さえることで、納得のいく買取をしてもらえるはずです。
売却して手に入れたお金は、新たなバイクの購入資金や貯金などに回すことができます。
どのように使うか、使い道を考えておくのもおすすめです。