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KAWASAKI 500SSはスピード感がたまらない佳作

KAWASAKI 500SSは北米仕様とマッチするように開発されたモデルで、1968年に発売されました。
ハイスピード化目指して、2スト3気筒500ccのエンジンに改良、最終的には3気筒500ccエンジンにグレードアップされたのが69年初頭です。
北米では大変喜ばれたので、勢いに乗って同じ年に日本国内向けに、販売開始されました。
70年代には逆輸入ではなく、数は多くありませんが、完璧な日本仕様が製造されてもいます。

パワフルな走りは半世紀たった今でも、多くのファンに支持されています。
人気の高さから販売終了となってからも、何度も複製されるほど人気です。
KAWASAKI 500SSの大きな特徴は、並列3気筒を搭載している事でしょう。

これにより最大出力120馬力/Lという驚異のパワーを持つようになりました。
そのパワフルな性能が、多くの日本人から支持されて、“マッハⅢ”との愛称で呼ばれています。

KAWASAKI 500SSの魅力は使い勝手の良さにあり

希少価値が少ない日本仕様モデルの多くに、標準装備されているのが、エグリタンクです。
出力が大きい割にはエンジンノイズが小さい設計なっています。
改造すると場合によっては、性能オチする事もあるのは、純正モデルに高い技術が使われている証拠です。

基本スペックでは、後部席にタンデムバーが、標準装備されています。
これにより多少の荷物が積めますし、乗り降りも楽になるなど、使い勝手の良さが実現しました。
ツーリングも楽しめるなど、スピードを楽しむ事だけでは終わらない、KAWASAKI 500SSならではの魅力です。
バッテリーを電源に変えるユニットも搭載されています。

標準装備されているメーターは、80km以上を赤表示されていました。
これにより過剰な加速での事故抑制にはなります。
70年代以降に発売された、日本仕様KAWASAKI 500SSモデルは、よりスピード感を体感できる事で、人気を集めましたが、リスクもしっかり考慮された安心設計になっていました。
このようなところに安心感と満足感を得られる、完成度の高さを感じさせます。

KAWASAKI 500SSの中古車相場

KAWASAKI 500SSの中古車で最高値がついた製品は、車両価格390万円の1970年ものです。
走行距離は走行距離疑義車、ボディカラーはホワイト系のノーマル車でMTになります。

次のレベルはおよそ100万円ダウンして240万円の1972年ものです。
走行距離は走行距離疑義車、ボディカラーはオレンジ系のノーマル車で、MT車ですが年式が2年新しいだけで、他はまったく同じ条件になります。
些細な傷や汚れだけでも査定額には大きく響くので、手入れは丁寧にしたいところです。
同じ買取業社なので、査定基準も同じと考えてまちがいないでしょう。

最安値での取引となったのは、1999年もので、120万円でした。
走行距離は18,916km、ボディカラーは鮮やかなブルーです。
逆輸入車で社外マフラー付きのMT車、旧車なため保険は切れていますが、整備はプロから丁寧にされています。
全車カスタム済みなので、見た目きれいめです。