HONDA CB92は125ccの代表選手
HONDA CB92の正式名称はベンリィCB92スーパースポーツです。
文字通りスポーツモデルとして開発された1台になります。
グローバルに活躍するホンダが、国内生産用に開発した125ccバイクの中でも出世頭で、CBシリーズの初代です。
空冷4スト並列2気筒OHCエンジンを搭載、最高出力を15PSまでグレードアップしています。
風を切って積極的な走りができるように、さまざまな工夫がされています。
その結果一部のパーツは一般的なバイクにはない形態です。
乗り心地や快適感よりも“勝てる”形を追求しました。
タンクがシート下に風の流れを邪魔しない形と配置ですし、広々シートは高さが平均的で、金属製で統一されたスタイルです。
ハンドルには最も顕著にスポーツタイプが表れています。
一般タイプよりも少々低めの位置にあり、一文字というのは独特でしょう。
ライダーは疲れやすい姿勢で過ごすことになるので、長時間ツーリングには不向きです。
ヘッドライトも独特な形から神社仏閣との異名とっていました。
HONDA CB92は個性豊か
スポーツマシーンとしての機能は、メーターのレイアウトにも表れていました。
まったく装飾がなく無骨なまでにシンプルです。
消音器バッフルがない葉巻マフラーが標準装備されていました。
やはり風の流れを邪魔しない配置とレイアウトです。
HONDA CB92はこうして開発されていった
1959年以降、浅間クラブマンレースは技術向上というよりは、ほんとうにバイクが大好きな愛好家らが多く集うレースになっていました。
ホンダも初回から勝つための参戦をしています。
この時に使用されたのが、HONDA CB92でしたが見事に上位にランクインし、注目を集めました。
形状があくまでもスピードを強調するものだったので、気楽にツーリングを楽しみたいライダーからは、不評です。
純粋にスピード感のあるスポーツモデルを欲していた一部のユーザーからは、熱い視線をなげかけられていました。
発売からほぼ半世紀たった現在でも、熱心なファンは多いのです。
ブラックカラーの他レッドも準備されたので、ライフスタイルで好きなモデルを選ぶ事ができます。
HONDA CB92の中古相場は最高100万円代
HONDA CB92の買取相場は最高1001,000円での取引です。
買取されたのは深紅カラーが鮮やかなモデルで、現役で走ります。
エンジンも馬力があるので、スピード感を楽しみたい人にはおすすめです。
HONDA CB92のパーツも人気があり、大手ネットオークションでは、100円からありました。
完全な形で実働的なものは、最低962,000での買取です。
購入は1990年になります。
数回ツーリングを経験しましたが、ほとんど日常使いです。
エンジンは新品と交換済みで、特に違和感なく普通に走行可能な実働性と、スムーズな発動を備えています。