HONDA CB750Fはナナハンの先駆け
196年代、ホンダはロードレース世界大会で5連覇を果たすなど、信頼と技術力の高さでは、業界から一目置かれる存在でした。
実際国内総生産の半分以上を欧米へ輸出していましたが、当時アメリカで人気をとっていたのはイギリスです。
アメリカ受けのよい大型車を開発しようとの声も、社内からおきていましたが、せいぜい450ccどまりでした。
アメリカ人は日本人よりも体格が良く、住環境もまるで違います。
したがってアメリカ人の図体に見合う大型バイクの開発が急務だったのです。
研究開発のきっかけになったのが、イギリスのライバル社が750ccの大型バイクの開発を進めているとの情報でした。
イギリスに追従すべく、研究開発チームが結成されています。
グランプリで培ったノウハウを積極的に生かす技術が採用され、最初に開発されたのがCB750FOURです。
当時の最新技術であるディスクブレーキが搭載されています。
1966年のモーターショーで発表されるやいなや、大反響を呼びました。
CB750FOURはナナハンブームの火付け役となったのです。
HONDA CB750Fは、1979年に国内向け仕様として開発されました。
警察白バイにも採用される人気車です。
19870年から1980初頭まで続いた空前のナナハンブームのさなか、次次とライバル社が追従し始めました。
ホンダでは世代交代を機に、1982年にはHONDA CB750Fの製造を終えています。
HONDA CB750Fはどんなバイクなのか
HONDA CB750Fは1979年代に走りに重点をおいて開発された、スポーツモデルです。
主要エンジンに採用されている4バルブですが、燃焼効率と共に吸・排気効率も優れています。
ダブルオーバーヘッドカムシャフトを採用しています。
吸気と排気両方にカムシャフトを導入することにより、排気がこれまで以上に進むようになりました。
バイクの発進もよりスムーズにいくようになっているでしょう。
他様々な技術力が集中しています。
HONDA CB750Fを中古で売るとどれくらで売れるのか
HONDA CB750Fは半世紀近く以前に絶版された、幻のバイクです。
きちんと点検修理しながら品質保持していなければ、機械内部はかなり悲惨な状況になります。
逆にきちんと整備されていれば、パーツは場合によっては特注になるかもしれませんが、まだまだ現役で走れるでしょう。
未だに絶大な人気を誇るHONDA CB750Fシリーズなので、強化買取している買取専門店も多数います。
具体的には大手ネットオークションで、最高780,000円、パーツだけなら160,000程度での取引価格です。
780,000で落札されたのは、不具合が特になく、パーツもすべてそろえて、現役のまま走行できます。
もしも家でバイクの名品を無駄に錆びさせるくらいなら、マニアな人に買ってもらった方が、きっとバイクも喜ぶでしょう。
のどか手が伸びるほど欲しいと思っている人は、たくさんいるのです。