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HONDA CB125JXは学生に大人気

1960年代は操縦しやすく小回りがきく原付2種が、学生やサラリーマンの間でもてはやされていました。
主流は50ccよりは少しだけ排気量が大きい90ccです。
自家用車よりも手軽な価格で買えて、保管場所にもほとんど神経を使わない点が、当時の住宅事情や経済事情とマッチしていたのでしょう。
時代は少しずつ大型車へ移っていきます。

時は経済成長が最も著しかった1970年代、90ccから125ccへと人人の関心は少しずつ移り変わっていきました。
さらに75年代に入ると、ボアサイズを拡大した124ccモデルが台頭してきます。
ここでようやくわれらがHONDA CB125JXの登場です。
まだ周囲はツートンカラー主流だった時代に、紅色ないし濃厚なブルーのボディカラーは、さぞ豪華に見えたことでしょう。

通勤や通学以外に、配達やツーリング、あるいは街のりなど、HONDA CB125JXは人人の生活に深く根を下ろしていきました。
ある時はサーキットにも参戦しました。
CB125JXが、新型CB125シリーズの1つとして、他モデルと同時に発表されたのが、1972年8月です。
空冷4ストの並列2気筒エンジン搭載の次世代モデルとして、大いに期待されての新登場になります。

人気に相まって1975年5月に、単独車種としてリニューアル発売する事になります。
この時空冷4スト単気筒OHCエンジン搭載されているのです。
さらに1980年にスタイルを一新、丸美をおびた従来のデザインを脱皮し、角ばった都会的センスにあふれた、精悍な顔つきのモデルにグレードアップしています。
2年後にはヘッドライトやメーターが、よりスタイリッシュで見やすい形状に仕様変更されているでしょう。

HONDA CB125JXの特徴

HONDA CB125JXは、CB90系単気筒エンジンをベースにしており、従来のボアサイズよりも0.5mm拡大した56.5mmに仕様変更したものでした。
大きくて華やかなガソリンタンクもHONDA CB125JXならではです。
日本で初めて原付2種にデスクブレーキ採用、従来の油圧式からワイヤー式に変更しました。
当時はまだ希少価値が高かったタコメーターが採用されています。

HONDA CB125JXの中古市場での相場は20万円から

ネイキッドおよび街乗りバイクとして、半世紀すぎても高い人気を誇るHONDA CB125JXは、最高25万円前後と、堅実な人気を続けています。
最高値での買取されたのは、1977年式のノーマル車ですが走行距離は2,960km、4ストのMT車です。
保険が切れています。3色カラーの燃料タンクが、とても華やかであか抜けています。

次点で22.5万円買取というのもあります。
ほんの数万円の違いなのですが、1980年ものです。
走行距離が7,700kmと少々長めですが、ノーマル車で販売店保証範囲内にあります。
単気筒のためトルクあって乗りやすいのがメリットです。

最安値を記録したモデルは20万円での取引でした。
年式や保険の有無は不明で、走行距離が35,556kmで4ストMTです。
燃料タンクの濃いブルーがとても鮮やかでおしゃれにまとまっています。
光沢があってきれいめのバイクです。